七十七銀行の77JCBデビットは、付帯保険を重視する場合を除いて「一般カード」がオススメだ。「ゴールドカード」は20歳以上という年齢制限や年会費11,000円(税込)、さらにはポイント還元率0.3%~0.5%など、保険が必要なケースを除いて選びずらい。
目次
1. 77JCBデビットとは?
77JCBデビットは宮城県の七十七銀行がリリースしているデビットカードであり、七十七銀行で口座を持っている方でなければ作ることができない「地方銀行のデビットカード」だ。
また、ブランドについては「JCB」のみであり、「VISA」はない。
2. 77JCBデビットのスペック
77JCBデビットは「一般カード」と「ゴールドカード」がリリースされているが、どちらか迷うのであれば「一般カード」がオススメだ。
また、以下のカード紹介で七十七銀行の公式サイトへリンクを張っているが、公式では77JCBデビットについて詳細が分かりづらい。そのため、気になることがある場合は電話か店頭窓口で質問する方が答えに辿り着くのが早いだろう。
2-1. 一般カードのスペック
77JCBデビット |
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![]() |
JCB |
15歳以上 (中学生不可) |
初年度年会費無料 (通常、税込1,375円) |
ポイント還元率0.3%~0.5% |
七十七銀行 |
こちらは一般カードにあたる77JCBデビットであり、付帯保険は以下となる。
- 国内旅行傷害保険:最高3,000万円
- 海外旅行傷害保険:最高3,000万円
- ショッピング保険:年間100万円
年会費の割には保険が充実しており、JCBのOkiDokiポイントも合わせてコスパが良い。
2-2. ゴールドカードのスペック
77JCBゴールドデビット |
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![]() |
JCB |
20歳以上 |
年会費11,000円(税込) |
ポイント還元率0.3%~0.5% |
七十七銀行 |
こちらはゴールドカードにあたる77JCBゴールドデビットだが、付帯保険は以下となる。
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円
- 海外旅行傷害保険:最高1億円
- ショッピング保険:年間500万円
ポイント還元率については優遇がなく、「JCBスターメンバーズ」において最高ランクに達することで、他カードに比べてボーナスが10%高くなるという魅力がある。
しかし、最高ランクに達するには「年間300万円」が条件となるので、このメリットは大衆向けではない。
3. ゴールドカードは付帯保険が魅力
「一般」と「ゴールド」を比較した時、ゴールドカードの魅力は付帯保険の補償額に収束される。
しかし、付帯保険が必要であっても、一般カードにも国内外に対して「最高3,000万円」で保険が付帯されているため、この補償額でも十分なのであればゴールドカードを選ぶ理由を見つけることが難しくなる。
3-1. 20歳以上という条件が厳しい
デビットカードは高校生でも作れることが1つのメリットでもあるわけだが、77JCBゴールドデビットの年齢制限は「20歳以上」だ。
一般的に20歳以上はクレジットカードがファーストチョイスとなりやすく、デビットカードに話を絞っても「タカシマヤプラチナデビットカード」のようなネット銀行の強カードがあることで、あえて77JCBゴールドデビットを選ぶという方は少ない印象が持たれる。
地方銀行のゴールドデビットに絞ると、77JCBゴールドデビットと同じような条件のカードがいくつかあるが、「Debit+」のように交通系ICを付帯できるなど独特のメリットが何かしら備わっていればという感じは否めない。
4. 一般カードはスタンダードで選びやすい
一般カードは年会費からポイント還元率まで、地方銀行のデビットカードにおけるスタンダードなスペックだ。
77JCBデビットの検討は、あくまでも七十七銀行をメイン口座にするというのが前提となる。その状況において他の地方銀行のデビットカードと大差がないスペックだと分かれば、実用性も鮮明となり申し込みを検討しやすくなるだろう。
4-1. OkiDokiポイントはお得に貯められる
77JCBデビットはOkiDokiポイントが搭載されているが、これはノーマルにおいて0.3%~0.5%の還元率となる。
通販サイトで買い物するときにOkiDokiランドを経由するなど、お得にポイントを貯める方法が主に4つある。
それらを駆使すれば、実はポイント還元率は2倍の0.6%~1.0%ほどは軽々と目指せるので、カードを発行したら実践してみてはいかがだろうか。
5. 七十七銀行ならではのデザインに期待したい
デビットカードはネット銀行の1強だが、地方銀行のデビットカードは「その地域の方だけが作れる」という希少価値がある。
沖縄銀行の「おきぎんJCBデビット」や愛媛銀行の「ひめぎんJCBデビット」あたりは、その地域を感じるデザインに仕上がっており、スペック云々で地方銀行ならではの魅力を感じやすい。
宮城県は「伊達政宗」や「松島」など全国規模で有名な特徴があるだけに、七十七銀行ならではのデザインがリリースされると興味を持つ方が増えそうだ。
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