イオンデビットカードVISAには、バックアップサービスという「立て替え」が可能なシステムが搭載されている。ここでは、立て替えの支払方法や返済方法などを解説していくので、参考になれば幸いだ。
目次
1. バックアップサービスとは?
ここで紹介するバックアップサービスはイオン独自のサービスだ。
口座にお金がなくても10万円まで立て替えしてくれるというサービスであり、要するに口座残高を気にすることなく10万円までならイオンデビットカードVISAを好きなように使えるという内容だ。
イオンデビットカードは「JCB」と「VISA」の2種があるが、バックアップサービスが搭載されているのは「VISA」だけである。
2. バックアップサービスの基本情報
以下、バックアップサービスの基本情報だ。
- 審査がある
- 18歳以上から利用可能
- 上限は10万円
- 金利はない
- 支払方法は一括払いのみ
- 支払える日は毎日
- 締め日は毎月の10日
- 支払日は毎月の2日
- 10日に入金がなければ請求書発送
- 請求書は毎月の25日前後
- 請求書に遅延すると督促や催促になる
- 請求書に遅延すると遅延損害金もあり得る
それぞれを見ていこう。
2-1. 審査がある
基本的にデビットカードは審査がないことが特徴だが、イオンデビットカードVISAは審査がある。
未成年の方については親権者の同意によって申し込むことができる。
2-2. 18歳以上から利用可能
バックアップサービスはイオンデビットカードVISAに搭載されているため、このサービスを利用するためには同カードを持つ必要がある。
イオンデビットカードVISAは18歳以上から申し込み可能だ。
2-3. 上限は10万円
バックアップサービスは10万円を上限として立て替えできる。
10万円までなら何度でも立て替えできるが、締め日の10日を迎えた時に返済を終えていなければ、その後は請求書の発送という流れになるため、その請求書の支払いを完了しなければ立て替えは利用不可となる。
2-4. 金利はない
バックアップサービスは金利がないため、クレジットカードの分割払いやリボ払いのように手数料は発生しない。
2-5. 支払方法は一括払いのみ
立て替えに対する返済では、分割して返済していくことができない。
まず、支払いは毎日可能であり、これは口座にお金を入金すれば良いだけだ。ただし、全額を入金しないと「立て替えに対する返済の入金確認」とはならないので、ここは注意をしておこう。
次に請求書に対する支払いはコンビニでの支払いなど選択肢があるが、分割払いやリボ払いなどが存在しないので、国民年金などと同じようにその請求書に記載されている金額を一括で支払うことになる。
2-6. 支払える日は毎日
基本的に立て替えの支払いは毎日できる。
毎日の20時30分に入金が確認されるので、請求書の発送を回避したいなら毎月の10日の前日までに入金しよう。
2-7. 締め日は毎月の10日
締め日は毎月の10日だ。
締め日までなら上限10万円で自由に立て替えできるが、締め日は「請求書確定」となる日なので、この段階で立て替えの余力が残っていても請求書の支払いを終えるまでは立て替えを利用できないので注意をしておこう。
2-8. 支払日は毎月の2日
請求書の支払日は毎月の2日だ。
この日に支払いをしないと「督促」や「催促」という流れになる。
クレジットカードやキャッシングの支払日と同等に重要な日と覚えておこう。
2-9. 10日に入金がなければ請求書発送
締め日の10日に請求書が発送されても手数料は発生しない。
しかし、立て替え余力があっても利用できないことがデメリットになる。
2-10. 請求書は毎月の25日前後
締め日の10日に確定した請求書は毎月の25日あたりに届く。
後は、請求書に記載されている「支払額」や「支払日」を見て、その指示に従おう。
2-11. 請求書に遅延すると督促や催促になる
請求書の支払日である毎月2日に遅延すると、上記で紹介したように督促や催促という流れになる。
カード会社の支払日というのは「約束した日」でもあるため、とにかく約束を守ることに努めよう。
2-12. 請求書に遅延すると遅延損害金もあり得る
バックアップサービスは金利や遅延損害金などがない。
しかし、請求書の支払日に遅延すると、その後の督促や催促の状況によっては遅延損害金が発生することもあり得る。
罰則がなければ永久に遅延できることになるため、そこまで甘くはないという認識を持っておきたい。
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