【手数料の計算方法シリーズ⑥】クレジットカード現金化はダメである以前に損!

クレジットカード現金化の手数料計算

クレジットカード現金化の手数料は「クレジットカードの手数料」+「現金化の手数料」が総額となるため、通常のカード請求額に加えて現金化業者に支払う手数料を考慮すればOKだ。カードの規約に反するため利用は避けるべきだが、それ以前に手数料で損することから利用するメリットが極端に低いことを覚えておこう。

1. クレジットカード現金化の手数料の計算方法

クレジットカード現金化の手数料は

「クレジットカードの手数料」+「現金化の手数料」

となる。

1-1. クレジットカードの手数料

クレジットカードの手数料は、一括払いや分割払いなど支払方法によって計算方法が異なる。

一括払い」は「手数料無料」だ。

分割払い」は実質年率なら自動計算、100円あたりの手数料なら「利用額」×「100円あたりの手数料」÷「100円」=「分割手数料」だ。

リボ払い」は「利用額」×「実質年率」÷「365日」×「締め日から締め日の日数」=「リボ手数料」となる。

ボーナス払い」は殆どが無料だが、手数料が発生する場合は「利用額」×「実質年率」=「ボーナス手数料」となる。

それぞれのリンクで詳しく解説しているので、気になる方は読んでおこう。

1-2. 現金化の手数料

引用元おひさまクレジット

クレジットカード現金化の手数料とは、現金化業者に取られるマージンのことだ。

上記は「おひさまクレジット」という現金化業者の手数料だが、1万円~10万円の現金化は「88%」となっている。10,000円を現金化した場合なら「10,000円」×「88%」=「8,800円」が手元に入る。

もっと分かりやすく手数料を計算するなら、「100%」-「88%」=「12%」としておき、「利用額」×「12%」=「現金化の手数料」とすればいい。

1-3. 10,000円を一括払いで現金化した場合

上記の88%で10,000円を一括払いして現金化する場合、

「クレジットカードの手数料・無料」+「現金化の手数料・1,200円」=「1,200円」

が総額の手数料だ。

また、一括払いにおける現金化の総支払額は「クレジットカードの総支払額・10,000円」であり、これに対して現金化で得られる金額は「10,000円」-「1,200円」=「8,800円」となる。

1-4. 10,000円を分割3回払いで現金化した場合

上記の88%で10,000円を分割3回払いで現金化する場合は、まずクレジットカードの分割3回払いを計算する。

  • イオンカード
  • 分割3回払い
  • 実質年率:10.05%
  • 100円あたりの手数料:1.68円

イオンカードを例にすると、「10,000円」×「1.68円」÷「100円」=「分割3回の手数料・168円」、「10,000円」+「168円」=「10,168円」が総支払額となる。

次に現金化の手数料が88%の場合、「10,000円」×「12%」=「現金化業者の手数料・1,200円」となる。

「クレジットカードの手数料・168円」+「現金化の手数料・1,200円」=「1,368円」が総手数料だ。

また、分割3回払いにおける現金化の総支払額は「クレジットカードの総支払額・10,168円」であり、これに対して現金化で得られる金額は「利用額・10,000円」-「現金化の手数料・1,200円」=「現金化の金額・8,800円」だ。

1-5. 10,000円をリボ払いで現金化した場合

上記の88%で10,000円をリボ払いした場合も、まずクレジットカードのリボ払いの手数料を計算する。

  • イオンカード
  • リボ払い
  • リボ利率:15%

イオンカードを例にすると、「10,000円」×「15%」÷「365日」×「締め日から締め日(30日で計算)」=「リボ手数料・約120円」となる。1ヶ月で完済する場合の総支払額は「10,000円」+「120円」=「10,120円」となるが、長期返済の場合は減った元金に対して同様の計算から毎月リボ手数料が発生することは覚えておこう。

「クレジットカードの手数料・120円」+「現金化の手数料・1,200円」=「1,320円」が総手数料だ。

また、リボ払い1ヶ月完済における現金化の総支払額は「クレジットカードの総支払額・10,120円」であり、これに対して現金化で得られる金額は「利用額10,000円」-「現金化の手数料・1,200円」=「8,800円」となる。

1-6. 10,000円をボーナス払いで現金化した場合

上記の88%で10,000円をボーナス一括払いした場合は、ボーナス払いが手数料無料なら現金化の手数料「1,200円」だけが総手数料となる。

  • イオンカード
  • ボーナス2回払い:50,000円以上から利用可能
  • ボーナス2回払いの手数料:3%

ついでにボーナス2回払いをイオンカードで例えると、「50,000円」×「3%」=「ボーナス2回払いの手数料・1,500円」がクレジットカードの手数料となる。

次に現金化の手数料は「100%」-「88%」=「12%」、「50,000円」×「12%」=「現金化の手数料・6,000円」となる。

「クレジットカードの手数料・1,500円」+「現金化の手数料・6,000円」=「7,500円」が総手数料だ。

また、ボーナス2回払いにおける現金化の総支払額は「クレジットカードの総支払額・51,200円」であり、これに対して現金化で得られる金額は「利用額・50,000円」-「現金化の手数料・6,000円」=「44,000円」となる。

2. 現金化は手数料が高い

現金化はとにかく手数料が高いので、これが現金化を避けるべき最大の理由だ。

ネットで現金化ランキングをリサーチしても「95%」前後が良い方であり、この場合でも「5%」のマージンを取られることになる。

ショッピング枠をそのまま使えば価値は100%だが、現金化することによってマージン手数料を取られてしまうので元の価値を失うのが痛い。

また、マージンを取らずに現金化すると儲けがないので、手数料無料の現金化業者は絶対に登場することがない。

2-1. 現金化の前に買取で物を売るのがオススメ

基本的に現金化を検討している方は、長期返済を前提にしていると思う。また、キャッシュを入手する手段が底を尽きている状況が想像できるが、上記で紹介したように現金化は手数料が高いので損だ。

そこで、まずは時計や楽器などそれなりに値が付く物を売ることから始めてみよう。時間に猶予があるならネットオークションを使えば業者買取よりは高値で物を売りやすい傾向があるので、試してみてはいかがだろうか。

2-2. ダメ元でキャッシングやカードローンの審査を受けてみよう

どちらにしても長期返済を余儀なくされるなら、現金化においても最終的にクレジットカードの各支払方法の金利がポイントになってくる。

クレジットカードのリボ払いは15%~18%が平均値であり、キャッシングについては18%が平均水準だ。もし、与信などに問題がないのであれば、上限金利が低い銀行カードローンなどで審査を受ければ合格できる可能性もある。

仮に18%で借り入れすることになったとしても、現金化の手数料が発生しないので総手数料が安く付くことは間違いない。

3. 現金化は違法ではないが規約に反する

現金化は違法性がよく問われているが、法的には問題ないようだ。

しかし、カード会社の規約に反することからも利用してはいけないサービスという位置づけだ。

3-1. 日本クレジット協会の注意奮起を見ておこう

クレジットカード現金化引用元:日本クレジット協会(現金化より)

日本クレジット協会は各カード会社や行政と連携して現金化を排除するように活動されているので、「現金化って何?」という方は目を通しておこう。

ちなみに各カード会社の方でも現金化に対する注意が見られるので、カード規約をしっかりと読んでおきたいところだ。

まとめ

キャッシュレス化が進むに連れて、カード会社と同じように現金化業者も黄金期を迎えそうだ。

しかし、現金化が流行するほど多重債務者が増える可能性があり、そうなった時に金融庁などから「多重債務者が懸念されるため・・・」という流れで規制がでるかもしれない。

銀行カードローンですらバタバタとした動きが見られた為、カード会社と対立している現状からもさすがに何かしらのアクションがあるのではないだろうか。

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