デビットカードに遅延損害金があるって本当?

デビットカードは後払いができないので、基本的に遅延損害金はない。しかし、何かしらの理由で引き落としができなかった場合などにおいて、指示を無視すると遅延損害金が発生することがある。

1. 遅延損害金とは?

遅延損害金は支払日に請求額を支払えなかった時、その請求額を支払うまで遅延利率で計算した手数料を上乗せするという罰則システムだ。

つまり、デビットカードには支払日というのがそもそも存在しないので、遅延損害金が発生することはない。

しかし、実はデビットカードの会員規約に遅延損害金に関する記述があり、何かしらの理由で引き落としが完了しなかった場合は遅延損害金が発生することがある。

2. デビットカードの会員規約

引用元:JCBデビット会員規約(第27条より)

こちらはJCBデビットの会員規約だが、27条の項目に遅延損害金に関する記述がある。

「14.6%」と書いてるのが遅延利率であり、「日割方式」と書いてあるのは日割計算のことだ。

「利用額」×「14.6%」÷「365日」=「1日あたりの手数料」

あとは、遅延損害金が発生した日から請求額を支払う日までを利用日数として、

「利用日数」×「1日あたりの手数料」=「遅延損害金の総額」

となる。

2-1. イオンデビットカードの会員規約

第15条(遅延損害金)
会員は、当行に対する債務を履行しなかった場合には、支払うべき金額に対し年14.6%の損害金を支払うものとします。この場合の計算方法は年365 日の日割計算とします。 

引用元:イオンデビットカード会員規約(第15条より)

こちらはイオンデビットカードの会員規約の引用だが、JCBデビットと同じく14.6%が設定されている。

どうして14.6%なのかというと、これは消費者契約法によって上限が14.6%と決まっているからだ。

3. 遅延損害金が発生するケースとは?

デビットカードで遅延損害金が発生するケースは、会員規約に書いてある「当行に対する債務を期日までに履行しなかった場合」だ。

クレジットカードやキャッシングは支払日が債務の期日なので、支払日に遅れたら遅延損害金が発生する。

デビットカードは債務がないし期日もないので、通常は遅延損害金が発生することはない。

しかし、カードを使った時に何かしらの理由で引き落とし口座からお金が落ちなかった場合や、預金残高がないのにカードを使えてしまった場合などは債務となる。

債務が発生するとカード会社から連絡が来るので、その指示に従って利用した金額を支払うか、あるいは口座にお金を入金して引き落としてもらえればOKだ。

この時、指示に従わずに放置すると「当行に対する債務を期日までに履行しなかった場合」となるので、遅延損害金が発生してしまうことがある。

4. 絶対に遅延損害金は取られるのか?

会員規約に遅延損害金の記述があっても、必ずしも遅延損害金が即座に発生するとは限らない。

イオンの場合だと、実際は「移管になるまで遅延損害金を取っていない」という回答を頂いたことがある。

JCBの場合だと、実際は「遅延損害金が発生するのは遅延行為をしてから5日後」という回答を頂いたことがある。

4-1. どうして会員規約に書いてあるのか?

遅延損害金を取られないケースもあるのにどうして会員規約に書いてあるのか疑問に感じると思うが、これは記述しておかなければ永遠と支払ってくれないケースがあるからだ。

5. 遅延損害金が発生したらどうすればいい?

デビットカードで遅延損害金が発生する場合、必ずカード会社か銀行から連絡がくる。

連絡の内容は「利用額の支払方法」や「期日」などに関するものなので、あとはその指示に従って請求額を支払おう。

5-1. 知らない間に遅延損害金が発生することはある?

正しくデビットカードを使っているのに、知らない間に遅延損害金が発生することはまずない。

引き落としがスムーズにいかずに債務という状態になると、その時点で何かしらの連絡がくる。

また、その時点では遅延損害金は発生せず、遅延損害金はあくまでも「債務」と「期日」が明確になってから発生する。

6. 使った金額が落ちていない時は注意をしよう

デビットカードの遅延損害金は特に気にする必要はない。

ただし、デビットカードを使った時に口座から代金が落ちておらず、「まぁいいか・・・ラッキーだ!」という楽観的な考え方を持つのはやめておこう。

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