【10項目から解説】デビットカードとクレジットカードの違いって何?

デビットカードとクレジットカードの違い

初めてカードを作る時に「デビットカードとクレジットカードの違いとは?」が気になるところだが、これは後払いが可能かどうかという明確な違いがある。ここでは、2つのカードを10項目から比較しながら解説していくので、気になる方の参考になれば幸いだ。

1. デビットカードとクレジットカードの違い10項目

デビットカードとクレジットカードの違いは、細部まで拾えば山のように違いがある。

ここでは、知っておきたい違いとして10項目をピックアップして紹介していく。

1-1. 決済方法の違い

デビットカードとクレジットカードは決済方法が以下のようになっており、ここが最大の違いだ。

  • デビットカード:瞬時払い(借金を持てない)
  • クレジットカード:後払いが可能(借金を持てる)

デビットカードは支払方法の選択肢がなく「銀行口座から瞬時に引落し」のみだ。よって、利用額や限度額という仕組み自体が存在せず、使える金額は口座にある現金までだ。

クレジットカードは「一括払い」・「分割払い」・「リボ払い」・「ボーナス払い」というように、支払方法の選択肢が複数ある。

1-2. 審査の違い

デビットカードは借金を作ることができないため、一部の特殊なカードを除いて審査がない。

  • デビットカード:一部を除いて原則は審査なし
  • クレジットカード:どんなカードでも絶対に審査がある

クレジットカードは利用枠を高額希望するほど、あるいは手持ちのカード数が増えるほど、審査に合格することが難しくなる。

1-3. 年齢制限の違い

デビットカードは申込資格を満たすことができれば、原則として発行される。

  • デビットカード:15歳か16歳を下限に設定しているカードが多い
  • クレジットカード:18歳以上

また、ほぼすべてのキャッシュカード(銀行口座を開設した時に発行されるカード)にはJデビットが付いているが、Jデビットの年齢制限は口座を作れる年齢となるため、実質は0歳でも持てるデビットカードとなる。

1-4. 引落口座の違い

デビットカードは引落口座を好きな銀行に指定できない。

  • デビットカード:申込先の銀行が自動的に引落口座になる
  • クレジットカード:一部を除いて引落口座を選べる

デビットカードは利用額が預金額となるので、銀行の利用とセットでカードを検討する必要も多少はある。

1-5. 国際ブランドの違い

国際ブランドは「VISA」や「Master Card」など、カードフェイスに刻印されているマークのことだ。

  • デビットカード:VISAとJCBの2種
  • クレジットカード:6大ブランドすべてがある

今後、日本がキャッシュレス化する過程において、デビットカードのブランドが増える可能性はなくもないが、あまり期待はできないかもしれない。正直なところ「VISA=海外用」・「JCB=国内用」という考え方だと、他のブランドがなくても困ることはない。

1-6. 実用性の違い

一般的にデビットカードは使えないと思っている方が多い印象があるが、後払いという点を除けば実用性はほぼ互角だ。

  • デビットカード:VISAとJCBの加盟店で使える(海外もネットも可能)
  • クレジットカード:6大ブランドそれぞれの加盟店で使える

ただし、サイトによってはデビットカードに対応していなかったり、時間帯によっては使えないケースがあるなど、こうした点を考慮するとクレジットカードの方が自由自在にカードを使いやすい。

何はともあれ、クレジットカードを作れない中高生などにとっては、十分にデビットカードで節約効果を高められるのは嬉しいメリットだろう。

1-7. カードランクの違い

デビットカードの殆どは「一般カード」であり、「ゴールドカード」や「プラチナカード」が殆どない。

  • デビットカード:ゴールドやプラチナが少ない
  • クレジットカード:一般からブラックまである

デビットカードは上位ランクのカードが少ないとはいえ、審査なしで作れるというメリットもある。

1-8. ポイントプログラムの違い

ポイントプログラムは当然ながらクレジットカードの方が有利だが、スペックの悪いクレジットカードならデビットカードの方が圧倒的にお得なケースもある。

  • デビットカード:ポイント還元率の平均0.3%
  • クレジットカード:ポイント還元率の平均0.5%

高還元率の基準は1.0%と言われるが、「タカシマヤプラチナデビットカード・2.0%~10.0%」や「楽天デビットカードJCB・1.0%~2.0%」あたりは非常に優秀なスペックを持っている。

1-9. 特典の違い

特典に関してはクレジットカードの方が充実しているカードが多い

  • デビットカード:基本的にスペックはポイントのみ
  • クレジットカード:空港ラウンジや割引など特典が充実

デビットカードはあれこれ様々な特典が付帯されているカードが極端に少ない。「イオンデビットカード」ならイオンカードのスペックが継承されてイオンで5%OFFやポイント2倍といった特典を使えるが、これはレアな部類だ。

全体的に見ると、デビットカードは基本的にはポイントからお得さを追求していくことになる。クレジットカードに比べて、カードごとのスペックが激しい状況であることは覚えておきたい。

1-10. 付帯保険の違い

付帯保険はややクレジットカードの方が有利だ。

  • デビットカード:カードによる差が激しい
  • クレジットカード:ゴールド等が多いので高額補償額を持ちやすい

基本的に盗難紛失補償についてはデビットカードもクレジットカードも同じだ。また、ショッピング保険についてはデビットカードにも搭載されているカードがちらほらとある。

大きく異なるのが旅行傷害保険であり、これはクレジットカードの方が充実している。大学生でワーキングホリデーや留学のために保険が必要な場合、海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードの方が検討しやすいだろう。

デビットカードは本当にカードによって付帯保険に大きな差がある。ゴールドカードなら保険が充実しているが、「みずほJCBデビット」のように安い年会費の一般カードでも保険が備わっているカードもある。

2. どちらが使いやすい?

さて、デビットカードとクレジットカードの違いを知りたい方は「どちらが良いのか?」の答えを出したいと思うだろうが、基本的にこの2つのカードを比較しても勝者を決まらない。

年齢や収入などの個人のステータスから適切なカードに辿り着くため、どれだけ比較しても答えはでないだろう。また、「デビットカードは使えない」という手の話題については、その考え方の殆どはクレジットカードをベースにしているため、これからデビットカードを作ろうと思っている方は気にする必要はない。

むしろ、クレジットカードのデメリットを列挙すれば、いくらでもデビットカードの方が優秀であることを述べることができる。この辺りはライターの好みや記事リリースの都合といった側面の影響が大きいだろう。

2-1. クレジットカードを作れるかどうか?

クレジットカードを作れない人はデビットカード一択だ。特にカード決済ができないので「iTunesカード」などプリペイドカードを活用しているなら、デビットカードを持てば世界が変わる。

クレジットカードを作れる人は、迷った時は両方作ってみるのが確実だろう。デビットカードは無審査なので、気になるカードを作って相性が悪ければ解約すればいい。

ただし、ポイントを効率的に貯めたい場合など、複数のカードを所持しても結局は使わないことが多々ある。そのため、海外旅行などを含めてトータル的に見ると、クレジットカードを作っておく方が柔軟に様々なシーンでお得なカード生活を送りやすいことは間違いない。

2-2. 後払いが必要かどうか?

後払いが必要かどうかも大きな決め手になる。クレジットカードを作れるけれど後払いが怖いというなら、デビットカードでも十分に快適でお得なキャッシュレス生活を送ることができるので検討してみるといい。

また、すでにクレジットカードを持っている人でも使い過ぎる癖があるなら、一旦はデビットカードへ乗り換えを検討してみるのはオススメだ。デビット生活は預金でやりくりするので、現金生活と同様に預金額から出費を調整しやすくなる。

2-3. デビットカードがオススメな人

デビットカードがオススメな人は以下のような方だ。

  • クレジットカードを作れない中高生
  • クレジットカードを使い過ぎる人
  • リアルタイムで出費を管理したい人
  • ATM手数料をカットしたい人
  • ファミマ・セブン・楽天・イオンが好きな人

上記の中でも、「ファミマ」や「イオン」などで買い物することが多いなら、それぞれのデビットカードを見てみよう。クレジットカードと同レベルのスペックが搭載されているので、想像以上にデビットカードが優秀であることが分かると思う。

2-4. クレジットカードがオススメな人

クレジットカードがオススメな人は以下のような方だ。

  • 後払いから資金繰りを改善したい人
  • キャッシングの安心感を持ちたい人
  • 自分のステータスを反映させたい人
  • ワールドワイドな生活を送っている人
  • 柔軟なカードライフで節約効果を高めたい人

上記の中でも、海外に行くことが多いワールドワイドな方は、やはりデビットカードでは不安だろう。国内シーンでは別にデビットカードでも困ることは殆どないが、海外ではキャッシングや付帯保険も含めてクレジットカードを1枚は持っておきたい。

また、収入に応じてゴールドカードやプラチナカード、その先にあるブラックカードを目指せることも、クレジットカードならではの醍醐味として考慮してみてはいかがだろうか。

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