エポスポイントはほぼすべての交換先において「1PT=1円」で使えるため、基本的にポイント還元率は0.5%だ。しかし、マイル移行の場合は移行レートが低く、ポイント還元率が0.25%に下がる。また、お得なポイントの使い方は「モンテローザお食事券」のみであり、この場合だけポイント還元率は0.625%と通常よりもお得になる。
目次
1. エポスポイントの基本情報
エポスポイントは、エポスカードに搭載されているポイントプログラム。
基本的にエポスポイントは「1ポイント=1円」となっているが、ポイントの交換先によっては1ポイントの価値が1円以下となるケースがある。
まずは、エポスポイントの基本情報から見ていこう。
1-1. ポイント付与
エポスポイントは200円毎に1PTが付与される。
- 1回払い:200円で1PT
- 2回払い:200円で1PT
- ボーナス払い:200円で1PT
- リボ払い:200円で2PT
- 分割の3回払い以上:200円で2PT
しかし、リボ払いと分割3回払い以上は「200円毎に2PT付与」となる。
キャッシングやクレジット手数料、商品券の購入はポイント付与の対象外。
1-2. ポイント有効期限
エポスポイントの有効期限は、ポイント加算日から2年間だ。
- プラチナ:無期限
- ゴールド:無期限
- 一般:加算日から2年間
プラチナやゴールドは、ポイントの有効期限がない。
1-3. ポイント還元率
基本的にエポスポイントは1ポイントを1円として使えるため、エポスカードのポイント還元率は
「200円毎に1PT付与」→「200円毎に1円還元」→「100円毎に0.5円還元」
の0.5%だ。
リボ払いや分割3回以上は「200円毎に2PT付与」なので、ポイント還元率は1.0%。
1-4. 1ポイントの価値
エポスポイントは、すべての交換商品において1ポイントの価値が1円ではない。
ほぼすべての交換先で1ポイントを1円として使えるので、オフィシャルでも1ポイントを1円で使えると説明されているが、マイルにポイントを移行する場合などは1ポイントの価値が1円以下になるので注意しよう。
2. 交換商品ごとのポイント還元率まとめ
エポスポイントの交換商品は「マルイでのショッピング割引」や「プリペイドカードに移行」など、計9つがある。
- マルイでのショッピング割引
- プリペイドカードに移行
- ネット通販利用分をポイントで割引
- 商品券やギフト券に交換
- 各店舗のカードセンターで交換できるお買物券
- 他社ポイントに移行
- グッズに交換
- 支援団体に寄付
- アスリートを応援
これだけ多くの交換先があるため、「エポスポイントはどれに使うのがお得なの?」という疑問が湧くわけだ。
それぞれの商品ごとにポイント還元率を見ていこう。
2-1. マルイでのショッピング割引
「マルイでのショッピング割引」は、マルイの各店舗やマルイウェブチャンネルで、精算時に1ポイントを1円として割引に使うことができる。
この使い方では、エポスポイントは「1PT=1円」なので、ポイント還元率は0.5%。
2-2. プリペイドカードに移行
エポスカードは「エポスVisaプリペイドカード」をリリースしているが、このプリペイドカードにエポスポイントをチャージすることができる。
ポイントチャージは「1PT=1円」なので、ポイント還元率は0.5%だ。
2-3. ネット通販利用分をポイントで割引
「ネット通販利用分をポイントで割引」は、通販サイトでエポスカードを使って買い物した請求額に対して、エポスポイントで請求額を割引できるという使い道。
こちらも「1PT=1円」なので、ポイント還元率は0.5%。
2-4. 商品券やギフト券に交換
「商品券やギフト券に交換」は、以下の10種類の交換先がある。
- マルイの商品券:0.5%
- VJAギフトカード:0.5%
- クオカード:0.5%
- Amazonギフト券:0.5%
- iTunesコード:0.5%
- スターバックスカード:0.5%
- アパホテルクーポン券:0.5%
- ケユカお買物券:0.5%
- モンテローザお食事券:0.625%
- IDS OTSUKAエポスクーポン:0.5%
モンテローザお食事券を除いて、すべて交換レートが等価値なので、そのままポイント還元率は0.5%。
モンテローザお食事券は「1,000円分のお食事券」を「800PT」で交換できるため、ポイント還元率は0.625%。
「1,000円」÷「800PT」=「1PTが1.25円」
「200円で1.25円還元」→「100円で0.625円還元」
他に比べて高還元率となるため、エポスポイントをお得に使うなら「モンテローザお食事券」がオススメだ。
ちなみにAmazonギフト券だけは「1PT」から交換可能となっているので、端数のポイントを使いたい時に便利。
2-5. 各店舗のカードセンターで交換できるお買物券
「各店舗のカードセンターで交換できるお買物券」は、各店舗ごとにお買物が異なる。
- イコットニコットエポスカードお買物券
- ピエリ守山エポスカードお買物券
- ニットーモールエポスお買物券
- tiara21エポスカードお買物券
- サンパークエポスポイント券
- KITTE丸の内エポスお買物食事券
- 岸和田cancanエポスお買物券
- ELMお買物券
- 星が丘カードエポスお買物券
- フィールエポスお買物券
- モラージュ柏お買物券
- アスピア明石エポスお買物券
- Reraエポスお買物券
- ポンベルタ橋商品券
- ユニモちはら台エポスカードお買物券
- モレラ岐阜エポスカードお買物券
- させぼ五番街エポスクーポン
- MONAクーポン
すべて「1PT=1円」の等価値レートなので、ポイント還元率は0.5%。
2-6. 他社ポイントに移行
「他社ポイントに移行」は、以下の計7つがある。
- ANAマイル:0.25%
- ANA SKYコイン:0.5%
- JALマイル:0.25%
- スターバックスチャージ:0.5%
- ノジマスーパーポイント:0.5%
- dポイント:0.5%
- au WALLETポイント:0.5%
ANAマイルとJALマイルだけは、「500マイル」を「1,000ポイント」で交換となるため、ポイント還元率は0.25%。
「500マイル」÷「1,000PT」=「1PTが0.5円」
「200円毎に0.5円還元」→「100円毎に0.25円還元」
また、ANAマイルに関してはプラチナとゴールド会員は「600マイル」を「1,000ポイント」で交換できる特典付きだが、それでもポイント還元率は0.3%に留まる。
お得にエポスポイントを使いたい状況なら、ANAマイルとJALマイルだけは避けておく方が良いだろう。
2-7. グッズに交換
「グッズに交換」は、オトメイトのレプリカカードやリラックスセットなど、計44種がラインナップされている。
ダイエーホークスのグッズもオフィシャルで同じ商品が見つからないため、すべてのグッズは非売品だと思われる。
非売品は販売価格が不明なのでポイント還元率を計算できないが、どうしてもポイント還元率を知りたい場合はオークションでグッズの価値をリサーチしよう。
「商品の価格」÷「交換に必要なポイント数」=「1PTの価値」
目的のグッズが何円の価値があるのか分かれば、ポイント還元率を計算できる。
2-8. 支援団体に寄付
「支援団体に寄付」は、計14団体を選べる。
- ユニセフ
- プランインターナショナル
- ワールドビジョンジャパン
- 交通遺児育英会
- 国境なき医師団
- 国連WFP協会
- 日本救援衣料センター
- 日本赤十字社
- 国際ふるさとの森づくり協会
- グリーンバード
- WWFジャパン
- アイメイト協会
- 日本ブラインドサッカー協会
- 世界の子どもにワクチンを日本委員会
寄付は「1PT=1円」なので、どの団体に寄付してもポイント還元率は0.5%。
2-9. アスリートを応援
「アスリートに応援」は、2020年の東京オリンピックに向けたプログラムで、すべてのVISAカードを対象に2020年8月までの開催で合計2,000万円が目標となっている。
- 寄付:1口500円
- 最低寄付額:4口2,000円
- 1,000円相当分のポイントを1口として寄付できる
- 1,000円相当分のポイント数は、カード会社による
ポイントで寄付する場合は、1,000円相当分のポイントが1口となる。
エポスポイントは「1PT=1円」として1,000ポイントから寄付可能、ポイント還元率は0.5%。
3. まとめ
エポスポイントの使い方で最もお得なのは「モンテローザお食事券」のみ、この場合だけポイント還元率が0.625%となる。
逆に交換先で損なのは「ANAマイル」と「JALマイル」で、ポイント還元率が0.25%となる。
それ以外はすべての交換先が0.5%なので、マイル移行に使う以外は「1PT=1円」として使えると覚えておいて大丈夫だ。
あとは、グッズ交換だけは非売品であることからポイント還元率をベースに損得を判断できないので、各グッズのファンでない限りは他の交換先にポイントを使うのがオススメ。
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