【分割払いとリボ払い】クレジットカードの手数料はどちらがお得?

分割払いとリボ払いの違い

クレジットカードの分割払いとリボ払いは似たような支払方法だが、手数料の計算方法には大きな違いがある。また、同じ条件でカードを使った場合、手数料がお得なのは分割払いだ。これからのカード生活に向けて、分割払いとリボ払いの手数料の違いはしっかりと覚えておこう。

1. 支払いの仕組みに違いがある

分割払いとリボ払いは似たような支払方法だが、明確な違いがあることを覚えておこう。

店頭でカードを使う時に「お支払方法はどう致しますか?」と聞かれるが、分割払いなら「1回でお願いします。」など回数を指定する。リボ払いは回数を指定するという仕組みがないので「リボ払いでお願いします。」と伝えることになる。

  • 分割払い:回数を指定できる
  • リボ払い:月々の支払額を指定できる

分割払いは「支払回数」を指定できるが、「月々の返済額」は回数指定によって自動的に決まるので好きな返済額を選べない。

リボ払いは「支払回数」を指定できないが、「月々の返済額」を指定しながら毎月の返済額を「一定額」にすることができる。

1-1. 分割払いは自動的に完済目途が立つ

分割払いは回数を指定するため、その指定回数が完済までの支払回数となる。

カードの支払日は月に1度なので、「2回払い=2ヶ月」や「3回払い=3ヶ月」というように簡単に完済目途が分かる。

1-2. リボ払いは完済目途を自分で把握する必要がある

リボ払いは回数を指定できないため、月々の返済額によっては完済が長期化することがある。

50,000円を分割5回で支払う場合、5ヶ月で完済できる。

50,000円をリボ払いする場合、月々の返済額を10,000円にするなら約5ヶ月だが、月々の返済額を5,000円にすると約10ヶ月ほどかかる。

返済が長期化すると手数料が発生する日数も増えることになるため、月々の返済が優しくても手数料の総支払額が大きくなることがある。

2. 分割払いとリボ払いはどちらがお得?

分割払いとリボ払いはどちらがお得?

2ヶ月や3ヶ月など長期返済でカードを使う場合、「分割払いとリボ払いはどちらがお得なのか?」という疑問が湧くと思う。

  • イオンカード
  • 利用額:30,000円
  • 完済期間:3ヶ月

イオンカードを例にして、30,000円を3ヶ月で完済する場合の分割払いとリボ払いの手数料を比較してみよう。

分割払いの手数料は、「利用額」×「100円あたりの手数料」÷「100円」=「分割手数料」だ。

リボ払いの手数料は、「利用額」×「実質年率」÷「365日」×「利用日数」=「リボ手数料」だ。イオンカードは初回だけこの計算方法、2ヶ月目からは「利用額」×「実質年率」÷「12ヶ月」の月割計算だ。

2-1. 分割3回の手数料は504円

イオンカードの分割3回払いの詳細は以下となる。

  • 利用額:30,000円
  • 分割3回
  • 3回の実質年率:10.05%
  • 3回の100円あたりの手数料:1.68円

「利用額・30,000円」×「1.68円」÷「100円」=「分割手数料・504円」

「利用額・30,000円」+「分割手数料・504円」=「総支払額・30,504円」

「総支払額・30,504円」÷「3回」=「月々の支払額・10,168円」となる。

2-2. リボ払いの3ヶ月の手数料は735円

イオンカードのリボ払いは公式の例と同じく15%で計算する。また、3ヶ月で完済することを前提にするため、月々の返済額は10,000円とする。

  • 利用額:30,000円
  • リボ利率:15%
  • 月々の返済額:10,000円

【1ヶ月目】
「利用額・30,000円」×「15%」÷「365日」×「30日」=「リボ手数料・360円」

「月々の返済額・10,000円」+「リボ手数料・360円」=「1ヶ月目の総支払額・10,360円」だが、元金の減りは「利用額・30,000円」-「月々の返済額・10,000円」=「残りの元金・20,000円」となり、リボ手数料は元金に充当されないので覚えておこう。(以下省略)

【2ヶ月目】
「利用額・20,000円」×「15%」÷「12ヶ月」=「リボ手数料・250円」

【3ヶ月目】
「利用額・10,000円」×「15%」÷「12ヶ月」=「リボ手数料・125円」

【手数料の総支払額】
「1ヶ月目・360円」+「2ヶ月目・250円」+「3ヶ月目・125円」=「手数料の総支払額・735円」となる。

2-3. 同じ条件なら分割払いの方が手数料がお得!

分割3回の手数料と総支払額は以下となる。

  • 利用額:30,000円
  • 分割3回払い
  • 手数料の総額:504円
  • 総支払額:30,504円

リボ払いを3ヶ月で完済する場合の手数料と総支払額は以下となる。

  • 利用額:30,000円
  • リボ払いで3ヶ月で完済
  • 手数料の総額:735円
  • 総支払額:30,735円

同じ完済期間だとお得なのは分割払いなので、迷った時に参考にしてみよう。

3. 手数料を計算しなくても実質年率を見ればすぐに分かる

実質年率から損得を判断
分割払いは自動計算シミュレーターを使う場合において、実質年率から手数料を計算することができる。

基本的に分割払いもリボ払いも実質年率から手数料を計算するので、同期間における手数料は「分割払いの実質年率」と「リボ払いの実質年率」を比較するだけで答えが分かる。

上記の例だと、分割払いの実質年率は「10.05%」でリボ払いの実質年率は「15.0%」だ。

3-1. 一括払いには実質年率がない

一括払いは手数料無料なので実質年率がない。

クレジットカードの分割払いは「分割払いの1回払い」という位置づけであり、カードによっては「2回払い」も手数料が無料だ。

3-2. 分割払いは回数による実質年率の違いがある

分割払いは支払回数によって実質年率に違いがあり、支払回数が多くなるほど実質年率が高くなるが、一定の水準からは実質年率が低くなる。

イオンカードの場合、「3回・10.05%」→「24回・12.42%」→「60回・12.04%」というように24回を境に実質年率が下がる。

3-3. リボ払いの実質年率は15%前後~18%

リボ払いは利用枠やカードによって実質年率が異なり、リボ専用カードは通常のクレジットカードよりも実質年率が低い傾向がある。

目安となる水準は15%前後~18%、リボ専用カードなら15%以下も散見される。

3-4. ボーナス払いは基本的に手数料無料

ボーナス払いはカード会社によって「1回」と「2回」があるが、1回は手数料無料なところが多い。

ボーナス2回払いは手数料を取っているところが多いが、それでも実質年率は「3%」などかなり低い水準だ。

3-5. キャッシングの実質年率は15%前後~18%

キャッシングは利用枠やカードによって実質年率が異なるが、クレジットカードキャッシングは15%前後から18%が平均値だ。

また、この水準は銀行カードローンや消費者金融キャッシングと同レベルの水準だ。

まとめ

分割払いとリボ払いは、支払いの仕組みや手数料の計算方法に明確な違いがあることを覚えておこう。

また、手数料の損得については同じ条件で比較すると分割払いの方がお得なので、どちらにするか迷った時は「分割払い」を優先して選ぼう。

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