【J-Debitとは?】Jデビットの仕組みや内容などすべてを解説

Jデビットカード

引用元:日本デビットカード推進協議会

Jデビットとは、キャッシュカード一体型のデビットカードだ。国際ブランドが付いていないので、海外や通販サイトで使うことができない。また、街中でも加盟店が少ないことから実用性が低い現状がある。

1. 日本デビットカード推進協議会とは

Jデビットは日本デビットカード推進協議会が運営するデビットカードだ。

日本デビットカード推進協議会は1998年に設立された。当時からネット社会を背景にキャッシュレス時代の到来を予見しており、素早くデビットカードの普及に着手した団体である。

今はクレジットカードやデビットカードが普及しており、スマホを使って決済することも多い。このようなキャッシュレス社会の整備に対して、日本デビットカード推進協議会の貢献はとても大きなものがある。

2. Jデビットの作り方

通常、デビットカードやクレジットカードは銀行やカード会社へ申し込むが、Jデビットは殆どの銀行キャッシュカードに自動付帯されている。

つまり、銀行で口座を開設する時にそのキャッシュカードにJデビットが自動付帯されていない場合に限り、自らJデビットを申し込むことになる。

Jデビットの申込先は日本デビットカード推進協議会ではなく、都市銀行や地方銀行などの金融機関だ。

Jデビットの作り方は

  • 手持ちのキャッシュカードで「Jデビットのマーク」を確認する
  • マークがない場合はそのキャッシュカードの銀行へ問い合わせる
  • その銀行にJデビットがない場合は他の金融機関でキャッシュカードを作る

という流れになる。

基本的にJデビットは自動付帯されており、Jデビットのマークがない場合でもJデビットの機能が使えるケースもある。なので、Jデビットのマークがない場合は契約している銀行へその旨を確認してみよう。

Jデビットと提携している金融機関は「使えるキャッシュカードを探す」で検索できるので、活用してみてはいかがだろうか。

2-1. 申込条件や審査はない

Jデビットは年齢制限などの申込条件がない。

銀行で口座を開設できる人なら誰でもJデビットを作ることができる。VISAデビットやJCBデビットの場合、年齢制限が15歳以上や16歳以上になっているため、この年齢以下の人にとってはJデビットは良い候補となる。

審査についてはVISAデビットやJCBデビットも同じであり、一部のデビットカードを除いて原則は審査がない。

2-2. 年会費や発行手数料もない

Jデビットは年会費や発行手数料がない。

Jデビットはキャッシュカードと一体になっている為、銀行によってはクレジットカード一体型のキャッシュカードにJデビットが付帯されているケースもある。もし、発行手数料や年会費が必要な場合でも、それはJデビット以外のサービスにおける費用だ。

3. Jデビットの使い方

Jデビットの仕組みや使い方は、VISAデビットやJCBデビットと同じだ。

利用限度額(与信枠)がないので後払いという決済手段が存在せず、瞬時に銀行口座から代金が引き落とされるというのがデビットカードだ。

Jデビットは「Jデビットの加盟店(Jマークのあるお店)」で使うことができる。

店頭で「Jデビットでお願いします」と伝えると決済作業に移るので、キャッシュカードを提示すればOKだ。暗証番号が必要なケースもあるので、手持ちのキャッシュカードでJデビットの暗証番号を確認しておこう。

3-1. ポイントプログラムはない

Jデビットはポイントプログラムがない。つまり、Jデビットで決済をしてもポイントを貯めて節約効果を高めることができない。

キャッシュレス生活におけるメリットとしては、Jデビットを使う利点は基本的にATM手数料の節約しかない。これが大きな理由でJデビットの需要が低い現状があるのだが、実は子供にとっては大きなメリットがある。

3-2. 0歳から節約術を学べる

Jデビットはキャッシュカードを持てる人なら誰でも使用可能だ。

銀行の口座は年齢制限がなく、子供が何歳であろうと親権者が代理で口座を開設することができる。こうして開設した口座のキャッシュカードにJデビットが自動付帯されているなら、0歳でもJデビットを使うことが可能になる。

0歳からデビットカードを使って節約術を学ぶというのは極端な表現だが、小学生くらいの年頃になって月々100円や200円とATM手数料を節約できると良いお小遣いになるだろう。

3-3. 抽選キャンペーンの開催は多い

Jデビットは特別な魅力がないのが残念だが、応募による抽選キャンペーンは良く開催されている。

2017年7月末では、「総額500万円が当たる」や「SKEオリジナル特典があたる」などの抽選キャンペーンが開催中だ。また、Jデビットは「J-Debitキャンペーン倶楽部」という無料登録制のサービスを提供しているので、これに登録をしておけば応募機会が増えるだろう。

一般的に抽選というのは当たらないものだが、Jデビットは楽天デビットなど人気カードに比べてかなり需要が低い。利用者が少ないだけに意外と当たる可能性が高いかもしれない。

4. Jデビットの需要

Jデビットの需要引用元:日本デビットカード推進協議会(月別取引実績・地域別取引高)

日本デビットカード推進協議会では、2015年~現在までの取引金額や取引件数が公表されている。データを見る限り、Jデビットの需要が年々低下しているのが分かる。

基本的にキャッシュレス政策が進むに連れて、デビットカードやクレジットカードなど各種カードは需要が伸びるという試算がなされている。しかし、Jデビットはそのシミュレーション通りに需要が伸びない可能性もある。

Jデビットの需要が伸びない理由は

  • 国際ブランドが付いていない
  • VISAデビットやJCBデビットなど、ハイスペックなライバルの登場
  • 通販サイトで使えない
  • 海外で使えない

などが考えられる。

キャッシュレス社会では、快適にお得にカードを使えることが消費者の理想だ。Jデビットが日本のキャッシュレス社会の一端を担ったことは間違いないが、現在においては消費者の理想にスペックが追い付いていないという状況だ。

4-1. Jデビットを使えるお店

デビットカードやクレジットカードを使えるお店というのは、各カードの加盟店だ。国際ブランドが付いているカードなら、国際ブランドが加盟店となるので使えるお店が非常に多くなる。

Jデビットは国際ブランドが付いていないので、Jマークのあるお店が加盟店となる。Jデビットの加盟店は「使えるお店を探す」で調べることができる。

東京都で「百貨店・ショッピングセンター」を検索すると、小田急百貨店や西武百貨店など有名なお店がいくつかヒットする。一方、東京都で「スーパー・コンビニ」を検索すると、1件も加盟店がヒットしない。

国際ブランドが付いているとスーパーやコンビニなど様々なお店でカードを使える為、Jデビットに国際ブランドがないというのは本当に残念な点である。

4-2. 魅力的なデビットカードの登場

従来は日本のデビットカードといえば「Jデビット」といっても過言ではないほど、デビットカードの種類が非常に少ない現状があった。しかし、今では各金融機関においてVISAデビットやJCBデビットがたくさんリリースされている。

これらのデビットカードはJデビットのデメリットが解消されており、

  • 国際ブランド付き
  • ポイントプログラム有り
  • 通販サイトで利用可能
  • 海外でも利用可能

というように使い勝手が非常に良い。

VISAデビットもJCBデビットも一部のカードを除けば年会費無料、さらには基本的に審査という概念がない。似たような条件なら、やはりJデビットよりもVISAデビットやJCBデビットを選ぶ人の方が多いだろう。

4-3. 通販サイトで使えない

Jデビットは通販サイトで利用することができない。

現代は店頭で商品が売れないと言われることも多く、それだけ通販サイトの需要が高い。デビットカードを作りたい人の中には、その目的が通販サイトで使いたいからという人もかなり多いだろう。

4-4. 海外で使えない

Jデビットは国際ブランドが付いていないので、当然ながら海外で使うことはできない。

日本の街中において、Jマークのある店頭だけで使うことができるデビットカードだ。

5. キャッシュアウトサービスの開始

最近は影を潜めているJデビットだが、2018年4月から「キャッシュアウトサービス」という新たなサービスが開始される。

キャッシュアウトサービス引用元:日本デビットカード推進協議会(J-Debit「キャッシュアウトサービス」の取扱い開始について)

キャッシュアウトサービスは、Jデビット付帯のキャッシュカードを使ってスーパーなどのレジで現金を引き出すことができるというサービスだ。買い物をした時にJデビットで決済できるのはもちろん、現金だけを引き出すことも可能となっている。

このサービスはとても画期的で実用性も高いように思う。スーパーで買い物をすることが多い主婦の方にとっては非常に便利なサービスになるのではないだろうか?

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