2018年4月2日からJデビットのキャッシュアウトサービスが開始される。キャッシュアウトとは、スーパーや小売店などのレジにおいてキャッシュカードで現金を引き出すことができるサービスだ。
目次
1. キャッシュアウトサービスとは?
キャッシュアウトサービスはJデビットの新しいサービスだ。
レジで支払いするときにJデビットを提示して「現金の引き出しもお願いします」といえば、レジで預金口座にあるお金を引き出すことができる。
2018年4月2日からスタートするので、Jデビット付きのキャッシュカードを持っている方はスーパーなどへ行った時に利用してみてはいかがだろうか。
1-1. Jデビットまとめ
多くの方は「Jデビットって何?」というところから始まると思うが、Jデビットは「日本デビットカード推進協議会」という団体が運営しているデビットカードのことだ。
現状、都市銀行や地方銀行などほぼすべての銀行において、キャッシュカードを作った時に自動付帯されている。そのため、「作った覚えがないけどJデビット持ってる!」という方が多いはずだ。
キャッシュアウトサービスは「Jデビット付きのキャッシュカード」があれば良いので、このサービスを利用するために特別な手続きなどは必要ない。
2. キャッシュアウトサービス使い方
キャッシュアウトサービスの使い方はとても簡単だ。
- レジでJデビットを提示
- 暗証番号を入力
- レジで現金を受け取る
キャッシュアウトサービスの使い方として重要なのは「キャッシュカード」+「暗証番号」であり、ATMを使う場合と同じだ。
また、キャッシュアウトサービスは買い物をせずに現金を引き出す目的だけでも使うことができる。
2-1. レジでJデビットを提示しよう
キャッシュアウトサービスは「Jデビット」のマークがあるところでしか使えない。
キャッシュアウトサービスの開始と同時にイオン銀行もJデビットの取り扱いをスタートするようなので、「Jデビット加盟店検索」を使いながら合わせて覚えておこう。
加盟店を見つけたら、そのお店のレジで「Jデビットマーク付きのキャッシュカード」を提示して、「キャッシュアウトサービスをお願いします」と伝えよう。
あとは、「いくら引き出しますか?」という流れになるので、希望額を伝えればOKだ。
2-2. 暗証番号を入力しよう
レジで引き出したい金額を伝えたら、提示したキャッシュカードの暗証番号の入力を求められる。
この暗証番号というのは「提示したキャッシュカードの暗証番号」なので、ATMを使う時に入力している暗証番号でOKだ。
Jデビット付きのキャッシュカードは「キャッシュカードの暗証番号」+「Jデビットの暗証番号」ではなく、Jデビット専用の暗証番号はない。
2-3. レジで現金を受け取る
レジで暗証番号を入力したら、その場で希望した金額を受け取ることができる。
もし、「買い物」+「キャッシュアウトサービス」として利用した場合、受け取った金額が合っているかどうかはしっかりと確認しておこう。
3. どんなメリットがあるの?
引用元:日本デビットカード推進協議会
キャッシュアウトサービスのメリットは「ATMへ行かなくてもお金を降ろすことができる」という点が紹介されているが、実際のところは「Jデビットの加盟店が増える可能性がある」という点に収束されそうだ。
3-1. あくまでもJデビット加盟店に限る
キャッシュアウトサービスのメリットは以下のような内容がある。
- ATMへ行かなくてよい
- 買い物ついでにお金を降ろせる
- ATMの混雑を回避できる
- ATM手数料を節約できる
- 旅先でATMがなくても安心
しかし、一方的にメリットばかりではなさそうだ。
3-2. コンビニは未定
キャッシュアウトサービスはあくまでも「Jデビット加盟店」のレジでお金を降ろすことができるので、セブンやファミマなどコンビニでは利用できない。
これがJデビットの最大のデメリットでもあるのだが、身近なお店の代表格でもあるコンビニはJデビットの加盟店ではない。JCBやVISAのデビットカードに比べて圧倒的に加盟店が少ない状況であり、これによって誰もが持っているであろうJデビットは、未だにその実用性が高まらない現状がある。
今後、Jデビットは徐々に加盟店が増加する予定のようだが、コンビニで利用できるようになるかどうかは不明だ。
コンビニはすでにATMが設置されているので、キャッシュアウトサービスを導入する必要性が低い。
3-3. 結局はATMへ行く方が早い・・・?
キャッシュアウトサービスの利便性はJデビット加盟店の数に起因するため、結局は加盟店が増えなければATMへ行く方が早いだろう。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
今すぐATMを利用したいとおもった時、多くの人はコンビニ大手3社をスマホで探すのではないだろうか。
3-4. Jデビットの加盟店が増えれば便利
キャッシュアウトサービスのメリットを誰もが感じるような環境になるのは、まだまだ時間がかかりそうだ。
もし、Jデビット加盟店が大幅に増加すれば、街中の至るお店のレジでお金を降ろせるようになる。
最低でもこのような状況を実現できなければ、コンビニのATMで事足りる。
現状、コンビニが少なくてATMまでの距離が遠いような地域において、幸いにもJデビット加盟店が近くにあるというシチュエーションでなければ、キャッシュアウトサービスをわざわざ使う必要はなさそうだ。
今後はキャッシュアウトサービス開始を起点として、Jデビット加盟店が増えることに期待したい。
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