2019年4月から「じぶん銀行スマホデビット」というデビットカードがじぶん銀行からリリースされた。カードレスでスマホから簡単に使えることがメリットだが、ポイントプログラムが未搭載なので還元率0%という大きなデメリットがある。
目次
1. じぶん銀行スマホデビットのスペック
じぶん銀行スマホデビット |
---|
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JCB |
16歳以上 |
年会費無料 |
ポイントプログラムなし |
じぶん銀行 |
じぶん銀行スマホデビットは「カードレス&ペーパーレス」で使えるデビットカード。
簡単に説明すると、通常のデビットカードのようにカードは発行されず、じぶん銀行のアプリを経由してデビットカードを使えるという仕様だ。
1-1. スペック詳細
名称 | じぶん銀行スマホデビット |
---|---|
申込条件 | 16歳以上(申込はスマホから) |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
海外手数料 | 3.0%(JCBが定めるレート) |
利用限度額変更 | 1回は0~200万円、1日は0~200万円、1ヶ月は上限なし(500万円) |
ショッピング保険 | 年間50万円(自己負担1万円) |
不正利用補償 | 500万円(盗難紛失の届出日の60日前以降が対象) |
国内旅行保険 | なし |
海外旅行保険 | なし |
ポイントプログラム | なし |
ポイント還元率 | 0% |
年会費や発行手数料などは無料なので、気軽に試せるのは嬉しい。
ただし、スペックで最大の注目点となるのはポイントプログラムがないこと。
カードを使ってもポイントが貯まらないので、ポイント還元率は0%だ。
1-2. ポイントプログラムはない
通常のデビットカードのようにポイントプログラムがない反面、「毎月抽選で現金が当たる」という特典が付いている。
当たればラッキーだが、外れると節約効果はゼロ。
安定してポイント還元率から節約効果を得たい人には不向きだ。
2. 利用特典
じぶん銀行スマホデビットは2つの特典がある。
- 抽選で最大5万円プレゼント
- Relax割引
基本的にじぶん銀行スマホデビットの損得的なメリットはこの2つしかない。
それぞれを見てみよう。
2-1. 各期間ごとの当選数と金額
じぶん銀行スマホデビットで最も注目しておきたいのが、毎月開催の現金プレゼント抽選だ。
ここで「じぶん銀行スマホデビットを作るか?」or「他にするか?」が決まるだろう。
抽選期間は「毎月1日~10日」・「毎月11日~20日」・「毎月21日~末日」の3回、可能性を高めるならカードを使うタイミングを調整しよう。
- 50,000円:1名のみ
- 5,000円:10名
- 500円:100名
- 50円:1,000名
- 5円:上記以外全員
当たりくじは上記のとおりで、じぶん銀行スマホデビットの利用者が増えるほど当たる可能性は低くなる。
「50,000円」か「5,000円」のどちらかを当てることができると、1年間で見た場合に利用額にもよるが高還元率なデビットカードやクレジットカードを使うよりも還元率は高い。
しかし、当たらないと何もないので、低還元率のカードにすら負ける。
要素としては面白いので、ワクワクが好きな方におすすめしたいギャンブルデビットだ。
2-2. Relax特典
「Relax」は、一流ホテルや旅館を予約できるサービスのこと。
- 初回7%割引
- 2回目以降5%割引
じぶん銀行スマホデビットを使うと、Relaxを利用する際に上記の割引優待を受けられる。
初回は7%の割引で2回目以降も継続して5%割引が適用されるため、ホテルに宿泊することが多い方には嬉しい優待特典だ。
3. メリット
じぶん銀行スマホデビットのメリットは主に2つ。
- カードレス&ペーパーレス
- QUICPay+
それぞれを見てみよう。
3-1. カードレス&ペーパーレスで利用できる
じぶん銀行スマホデビットは、カードを保有することができない、
そのため、「カードをたくさん持っている・・・」とか「カード管理が面倒・・・」というなら最適だ。
「ペーパーレス&カードレスで気軽にキャッシュレス」と売り込まれているが、年会費無料でカード発行を待つ必要もないことから「気軽にキャッシュレス」というのはまさにその通り。
3-2. QUICPay+が使える
Android端末だけはQUICPay+が使える。
QUICPay+というのは、QUICPayのマークがあるお店でスマホをかざすだけで支払いを完了できる決済サービス。
じぶん銀行スマホデビットは「JCBのネットショップで利用可能」だが、Android端末だけはQUICPay+を使えることから店頭でも決済可能というわけ。
iPhoneは今のところJCBのネットショップのみでしか使えない。
4. デメリット
じぶん銀行スマホデビットのデメリットは主に2つ。
- ポイントプログラムがない
- 使えないお店がある
店頭では「Android=使える(QUICPay+経由)」・「iPhone=使えない」ので、ここはしっかり把握しておきたい。
基本的にはネットショッピング専用のデビットカードだが、AndroidだけはQUICPay+を使えることからQUICPay+を使えるお店なら店頭でもじぶん銀行スマホデビットを利用することができる。
4-1. ポイントプログラムがない
ポイントプログラムがないのは大きなデメリットだ。
しかし、毎月開催の抽選特典で高額を当てることができると、利用額や利用期間を統一して比較した場合に高還元率カードよりも還元率が高くなるケースがあり得る。
一撃必殺の可能性があるので、じぶん銀行ユーザーの方は運試しを楽しんでみるのもいいと思う。
ちなみに超安定型の楽天デビット(年会費無料で100円で1PT付与の還元率1.0%)で5000円の還元を受けるためには50万円使う必要があり、50,000円を得るためには500万円使う必要がある。
4-2. 使えないお店がある
じぶん銀行スマホデビットは「Android=店頭でも使える(QUICPay+経由)」・「iPhone=店頭は使えない」に加えて、以下のお店も使えない。
- カード番号を登録するサービス
- 高速道路料金
- ガソリンスタンド
- 飛行機の機内販売サービス、など
カード番号を登録するサービスは「公共料金」・「au以外の携帯電話料金」・「プロバイダー料金」などが該当する。
5. まとめ
じぶん銀行スマホデビットはポイントプログラムがないので選びずらいが、それでも毎月開催の現金プレゼントで高額を当てることができると超高還元率となる。
安定を求めるなら楽天デビットやファミデビなど、通常仕様の高還元率デビットがおすすめ。
しかし、「高還元率といっても1.0%や2.0%なんて微々たる金額」という方には、じぶん銀行スマホデビットで一撃を狙えるのは嬉しい。
ポイント還元率の考え方は個々に様々だが、年会費無料で利用できることからじぶん銀行に口座を持っている人は運試しをしてみてはいかがだろうか。
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