クレジットカードの一括払いは、リボ専用カード以外はすべて手数料無料だ。そのため、一括払いを利用するときは手数料を気にする必要がない。また、他の支払方法との区別として「一括払い=分割1回払い」であることは基本知識として覚えておこう。
目次
1. 一括払いの手数料の計算方法
クレジットカードの一括払いとは、「分割払いの1回払い」である。
そのため、一括払いの計算方法は
「利用額」×「分割1回における100円あたりの分割手数料0円」÷「100」=「0円(手数料無料)」
となる。
1-1. 100円あたりの分割手数料の調べ方
100円あたりの分割手数料というのは、カード会社で調べることができる。
- 分割手数料率(実質年率%):10%や11%という表記
- 利用額100円あたりの分割手数料:1円や2円という表記
上記のような表記となっており、実質年率で計算するなら自動計算を使わなければ計算できない。
そのため、手動計算の場合は「利用額100円あたりの分割手数料」を調べて、上記で紹介した計算方式に当てはめることになる。
1-2. カードによっては2回まで手数料無料
カードによっては1回払いだけではなく、「2回払い」についても手数料無料となっている。
その場合の計算方法は上記と同じで
「利用額」×「分割2回における100円あたりの分割手数料0円」÷「100」=「0円」
となる。
2. リボ専用カードとは?
リボ専用カードは、支払方法がリボ払いしかないカードのことだ。
- JCB EIT:初回だけ手数料無料
- イオンスマートペイカード:絶対手数料発生
- エブリプラス(三井住友):最低指定額以下の場合だけ手数料無料
大手の殆どはリボ専用カードをリリースしているが、各社のリボ専用カードは同じリボ払いでも初回の手数料などにちょっとした違いがある。
また、リボ専用カードは初回が無料であっても「分割払い」や「ボーナス払い」を選べないため、基本的に借金を作りたい方でなければメリットがないので注意をしておこう。
極端に表現すると、リボ専用カードは絶対に借金を作れるカード。ここが通常のクレジットカード「一括払い=手数料無料」との大きな違い。
2-1. 知らずにリボ専用カードを作ることはないはず・・・
最近は、日本クレジット協会からも「リボ払いに関する知識を広める」という目的から啓発が出ており、カード会社の方でも「リボ払いとは?」というカテゴリーが分かりやすいように設置されているのを良く見かける。
「普通のクレジットカードと思ったらリボ専用カードだった・・・」という失敗をすることはまずないと思うので、そこまで神経質になる必要はないだろう。
3. 一括払いから変更できる支払方法
「一括払いでカードを使う」→「支払方法を変更したい」、この状況において変更できる支払方法は以下となる。
- 分割払いへ変更可能
- リボ払いへ変更可能
ボーナス払いへは変更することができず、これはそもそもカードを利用するお店においてボーナス払いができないケースがあるからだ。
そのため、ボーナス払いを利用したいならカードを使う時に「ボーナス払いでお願いします」と言っておこう。
まとめ
クレジットカードの一括払いは、キャッシュレス生活においても最も利用頻度の高い支払方法となる。
手数料は発生せず、カードによっては2回払いまで手数料が無料だ。
カードを発行したら支払いに関する項目から、「初期設定の支払方法」が一括払いになっているかどうかを確認しておこう。
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