どんなカードでも「特典」や「ポイントUPモール」などをフル活用していくと、効率良くポイントを貯められるようになる。ここでは、ポイント還元率を除外してカード運用の効率化を紹介するので、すでにカードをお持ちの方も参考にして頂ければと思う。
目次
1. 出費は1枚のカードに集約しよう
基本的にポイント貯金の効率化は、出費を1枚のカードに集約する方が良い。その理由は、各種ポイントの用途や有効期限が異なるからだ。
また、1枚のカードに徹すると高額ポイントが必要な商品も狙いやすくなる。
1-1. 複数のカードを併用するメリットとデメリット
複数のカードを併用するメリットは、各フィールドに特化したカードを要所で使うことができることだ。ファミリーマートでは「ファミマTカード」を使い、楽天市場では「楽天カード」を使うなど、それぞれのカードの長所を活かしてポイントを貯めることができる。
しかし、各ポイントの使い道や有効期限は様々であることからも、ポイントの管理に努力しなければならないことは抑えておこう。また、ポイント貯金は出費額に比例するため、収入との関係も深い。
食品や衣類などから月々数万円といった出費であるならば、まずは1枚のカードを徹底して使うことから始めてみよう。
2. 出費はすべてカード払い
ポイントを効率良く貯めるには、ここで紹介する内容がカギとなってくる。
- 100円でもカードを使う
- 街中は特典をフル活用
- ネットはポイントUPモール
- 固定費もカード払い
- 年金もポイントが付く
- ETCもポイントが付く
一般的にカードを持っていても「大きな出費はカード払い」で「小さな出費は現金払い」という方が多いと思うが、最効率でポイントを貯めるにはとにかくカードを使うことが大切だ。
また、適当にカードを使うのではなく、スペックを活かすことを意識しておこう。
2-1. ポイント付与単位を把握して100円でもカードを使おう
100円の出費でもカードを使うというスタンスはとても賢い。「100円で1円還元」の場合、1日に缶コーヒーを買うと「100円」×「365日」=「36,500円=365ポイント=365円」となる。
コンビニで買い物するときに現金払いをしている方が多い印象があるが、そこをカード払いにするだけでもポイントの回収率が高くなる。
微々たる出費でもカードを使う時、手持ちのカードが何円単位でポイントが付くのかを把握しておく必要がある。
- 100円単位なら100円以上で買い物をする
- 1,000円単位なら1,000円以上で買い物をする
- 利用額の○○%は気にせず使用してOK
100円単位の場合だと、99円ではポイントが付かない。そのため、買物代金の合計が110円や200円というようにポイントが付くように調整しよう。
2-2. 街中は特典をフル活用しよう
街中でカードを使う時は、そのカードのポイント倍率がアップするお店を把握しておこう。
- ファミマTカード:ファミリーマート
- セブンカード:セブンイレブン
- イオンカード:イオングループ
ガソリン系やコラボ系など、いわゆる提携カードを所持している方は特に意識しておきたい。また、街中ではイオンカードやセゾンカードのように特定のお店で5%OFFを受けられるカードがあるので、時間のある時に付帯特典を再確認しておこう。
例えば、セブンカードを使うなら、コンビニの買い物はすべてセブンイレブンにする方がポイント付与率が高い。
2-3. ネットはポイントUPモールを経由しよう
ネットでカードを使う場合、必ずポイントUPモールを経由しよう。ポイントUPモールが用意されているかどうかはカードによるため、まずはこの点を確認することから始めたい。
- 楽天カード:楽天市場
- オリコカード:オリコモール
- イオンカード:ときめきポイントTOWN
- セゾンカード:セゾンポイントモール
- JCBカード:OkiDokiランド
それぞれのモールでどんなショップが用意されているのかは異なるが、目的のショップがあるなら絶対にモールを経由しておきたい。
例えば、amazonで買い物したいときにモールを経由すると、「amazon2倍」になっているならポイントが2倍となるのでお得だ。
2-4. 携帯電話など固定費はカードで落とす
携帯電話や光熱費など、毎月の固定費はカード払いにしよう。
100円で1円還元の場合、「月々20,000円」×「12ヶ月」=「240,000円=2,400ポイント=2,400円」となる。特に家族を養っている大黒柱の方にとっては年間で非常に大きなポイント回収となるケースが多いので、検討してみてはいかがだろうが。
2-5. 年金もカード払いでポイントが付く
年金など各種税金もカードで支払うのがお得だ。また、カード払いをするとポイントも付与されるので、年金の口座振替割引などの各種特典を加味してもカードのスペック次第ではこちらの方が有利なケースが多い。
ネット経由での支払いは不安に感じる方も多いと思うが、フィッシング詐欺などは発生していないと国税庁が報告している。しかし、使い方はしっかりと覚えておく必要があるので、上記リンクの「国税庁」と「国税のお支払サイト」は熟読しておこう。
2-6. ETCもカード払いでポイントが付く
ETC車載器は基本的にクレジットカードがセットだが、カードによってはETC利用で付与されるポイントがお得になるケースがある。導入にあたってコストが気になるところだが、長期利用ではポイントだけで相殺することも不可能ではない。
もし、新車を購入する場合などに交渉から安く車載器を導入できるなら、迷わずに導入しておく方が都合が良いだろう。
例えば、VIASOカードはETC利用でポイントが2倍になる。その他、公共料金などの固定費もポイントが2倍となるので、最効率を実践しやすいオススメのカードだ。
まとめ
今回はポイントを最効率で貯める方法を紹介したが、「出費はすべてカード払いにする」という点を覚えておけば簡単に実践することができる。
また、これからクレジットカードを作る方にとっては「そんなにカードを使うと支払いが怖い・・・」と思うかもしれないが、リボ専用カードを除外すれば一括払いと現金払いは同じだ。つまり、年間に100,000円の出費があるとして、それをクレジットカードで支払っても現金で支払っても出ていくお金の総額は100,000円というわけだ。
これこそがキャッシュレス社会におけるカードのメリットでもあるので、この機会にデビットカードやクレジットカードの基本についてもおさらいしてみてはいかがだろうか。
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