栃木銀行のデビットカードは「とちぎんJCBデビット(一般カード)」と「とちぎんJCBデビットゴールド」の2種類。どちらもポイント還元率は0.3%~0.5%で共通なため、空港ラウンジ特典や高額な旅行保険が欲しい場合を除けば一般カードがおすすめだ。
目次
1. とちぎんJCBデビット
とちぎんJCBデビット |
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![]() |
JCB |
15歳以上 (中学生不可) |
初年度年会費無料 (通常、税込1,100円) |
ポイント還元率0.3%~0.5% |
栃木銀行 |
2019年の秋に栃木銀行からブランドデビットがリリースされ、「とちぎんJCBデビット(一般カード)」と「とちぎんJCBデビットゴールド」の2種類がある。
まずは一般カードから見ていこう。
1-1. 基本スペック
内容 | |
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商品名 | とちぎんJCBデビット |
申込対象者 | 栃木銀行に普通預金口座を持っている15歳以上、中学生は除く |
家族カードの対象者 | 本会員と生計をともにする15歳以上の配偶者や親や子、中学生は除く |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 初年度無料、2年目以降は1,000円(税別) |
年会費無料の条件 | ①年間10万円以上のカード利用②携帯電話の決済③23歳以下 |
家族カードの年会費 | 初年度無料、2年目以降は400円(税別) |
ポイントプログラム名 | OkiDokiポイント |
1PTの価値 | 約0.3円から0.5円 |
ポイント還元率 | 0.3%~0.5% |
国内ショッピング限度額 | 0~200万円で設定可能 |
海外ショッピング限度額 | 0~200万円で設定可能 |
海外現地通貨引き出し | 0~10万円で設定可能 |
海外手数料 | JCBが定める基準レートに4.6%を加算した手数料 |
海外ATM手数料 | 1回100円(税別) |
電子マネー | Google Pay(QUICPayとして利用可能) |
Apple Pay | 利用可能 |
ショッピングガード保険(海外) | 年間100万円 |
国内旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
メリットとして注目しておきたいのは、一般カードでも国内旅行保険と海外旅行保険が搭載されている点。
これは全デビットカードの中でも稀な部類なので、旅行保険を目的に作るのも大いにアリ。
その他、とちぎんJCBデビットは2年目以降の年会費が条件次第で無料となるため、これもメリットとして考慮しておこう。
1-2. 国内旅行保険
担保項目 | 補償額 |
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傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
とちぎんJCBデビットの国内旅行保険は利用付帯。
補償内容は「傷害死亡・後遺障害」の1種類のみで、補償額は最高3,000万円。
1-3. 海外旅行保険
担保項目 | 補償額 |
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傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 1旅行につき20万円 |
救援者費用 | 100万円 |
海外旅行保険も利用付帯。
補償内容はカード保険のスタンダードな内容になっており、年会費無料でこの補償額なら十分に魅力的だ。
2. とちぎんJCBデビットゴールド
とちぎんJCBデビットゴールド |
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JCB |
20歳以上 (学生不可) |
年会費11,000円(税込) |
ポイント還元率0.3%~0.5% |
栃木銀行 |
とちぎんJCBデビットゴールドは、一般カードに比べて以下のようなメリットがある。
- 国内主要空港の空港ラウンジ
- 高額保険
- JCBのゴールド特典
JCBカードは優待特典やポイントUPなど様々なサービスがあり、それらのサービスをゴールド会員として受けられる。
全サービスをフル活用すれば年会費の元はしっかり回収できるが、ポイント還元率は一般カードと同じく常時0.3%~0.5%に留まる。
2-1. 基本スペック
内容 | |
---|---|
商品名 | とちぎんJCBデビットゴールド |
申込対象者 | 栃木銀行に普通預金口座を持っている20歳以上、学生は除く |
家族カードの対象者 | 本会員と生計をともにする15歳以上の配偶者や親や子、中学生は除く |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 10,000円(税別) |
家族カードの年会費 | 1人目は無料、2人目以降は1,000円(税別) |
ポイントプログラム名 | OkiDokiポイント |
1PTの価値 | 約0.3円~0.5円 |
ポイント還元率 | 0.3%~0.5% |
国内ショッピング限度額 | 0~200万円で設定可能 |
海外ショッピング限度額 | 0~200万円で設定可能 |
現地通貨引き出し | 0~10万円で設定可能 |
海外手数料 | JCBが定める基準レートに4.6%を加算した手数料 |
海外ATM手数料 | 1回100円(税別) |
電子マネー | Google Pay(QUICPayとして利用可能) |
Apple Pay | 利用可能 |
ショッピングガード保険(海外) | 年間500万円 |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(自動付帯) |
海外旅行保険 | 最高1億円(5,000万円まで自動付帯) |
航空機遅延保険 | 2万円~4万円 |
空港ラウンジ | 国内主要空港とハワイホノルル空港 |
基本スペックで注目しておきたいのは空港ラウンジだ。
国内主要空港とハワイホノルル空港で利用可能なため、対象空港を利用する際に活用しよう。
その他、保険の補償額が高額なことが一般カードに勝るメリットだ。
2-2. 国内旅行保険
担保項目 | 補償額 |
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傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院費用 | 日額5,000円 |
通院費用 | 日額2,000円 |
とちぎんJCBデビットゴールドの国内旅行保険は自動付帯。
入院費用や通院費用も補償される。
2-3. 海外旅行保険
担保項目 | 補償額 |
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傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円(5,000万円は自動付帯) |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 最高1億円 |
携行品損害 | 1旅行につき50万円 |
救援者費用 | 400万円 |
海外旅行保険も自動付帯で、「傷害死亡・後遺障害」だけは5,000万円まで自動付帯。
- 乗継遅延費用保険金:2万円
- 出航遅延費用等保険金:2万円
- 寄託手荷物遅延費用保険金:2万円
- 寄託手荷物紛失費用保険金:4万円
その他、国内外を問わず、飛行機の遅延や手荷物の紛失などに対しても、上記4種類の「航空機遅延保険」が付いているのもメリットだ。
3. 迷うなら一般カードがおすすめ
申込年齢からして、20歳以下の学生さんは一般カードの「とちぎんJCBデビット」一択だ。
20歳以上の社会人のかたは「とちぎんJCBデビットゴールド」という選択もあるが、年会費11,000円(税込)はデビットカードにしては高く感じやすい。
3-1. 一般カードはコスパが良い
現状、ミライノデビットや楽天銀行デビットカードといったネット銀行のデビットカードがポイント還元率の高さから圧倒的に人気だが、その中で地方銀行としてポイント還元率0.3%~0.5%をキープしながら旅行保険も対応できるのは大きなメリット。
高還元率デビットの多くは旅行保険がない。
ポイント還元率を重視するならネット銀行でデビットカードを作るのがおすすめだが、旅行保険も欲しいなら選択肢が少ない中でとちぎんJCBデビットは良い候補となる。
4. まとめ
栃木銀行を利用しているかたにとっては、ついにブランドデビットがリリースされたのは嬉しい状況だ。
特に利用したい銀行があるわけではない場合、デビットカードの選択肢は都市銀行やネット銀行などかなり多い。
いろんなカードを比較しながら検討してみてはいかがだろうか。
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