【デビットカードとは?】仕組みや種類などすべてを解説!

デビットカードとは

デビットカードとは、預金口座から瞬時に代金を引き落とせるカードだ。通販サイトでも利用可能で実用性は高く、クレカを超える還元率のデビットカードもある。

1. デビットカードは3種類

※2019年4月1日から、住信SBIネット銀行で「ミライノデビット(Master Card)」がリリースされた。

デビットカードは国際ブランドから種類を覚えるのが早い。

  • J-debit:日本デビットカード推進協議会が運営しているデビットカード
  • VISAデビットカード:VISAブランドが付帯されているデビットカード
  • JCBデビットカード:JCBブランドが付帯されているデビットカード

今のところ、日本では上記の3種類のデビットカードしか存在しない。

昔は「東京スター銀行」からMaster Cardブランドがリリースされていたが、現在は廃止になっている。

1-1. J-debitは実用性が低い

Jデビット引用元:日本デビットカード推進協議会

J-debitというのは自発的に申し込む必要がなく、都市銀行や地方銀行のキャッシュカードには自動付帯されていることが多い。手持ちのキャッシュカードの表面か裏面に上記のマークが付いているなら、そのキャッシュカードにはJ-debitの機能が搭載されているわけだ。

しかし、J-debitを使えるキャッシュカードを持っていても、毎日の生活で使う機会は殆どない。その理由はVISAやJCBとは違って、J-debitの加盟店が少ないからだ。

また、発行元の銀行やキャンペーンの時期にも寄るだろうが、基本的にJ-debitはポイントプログラムが搭載されていない。これもVISAやJCBに劣る理由であり、そもそもキャッシュレス生活のメリットである節約効果を高めるのに向いていないのが残念な点だ。

J-debitについては存在を知っておく程度で十分であり、それ以上に情報を探る理由が今のところ見当たらない。

1-2. VISAとJCBはどちらでも良い

さて、デビットカードを作るなら自然とVISAかJCBになる。

  • 都市銀行:誰でも申し込める
  • 地方銀行:その地域の方だけ申し込める
  • ネット銀行:誰でも申し込める

申込先は銀行の種類で分けることができ、「楽天JCBデビットカード」を筆頭に人気カードの殆どはネット銀行がリリースしている現状がある。

国際ブランドから見る実用性は国内においてはVISAとJCBに圧倒的な差がない為、基本的にポイントなどを重視して選ぼう。

1-3. 銀行の種類別のポイント還元率

デビットカードを作る時は、最初に口座を持っている銀行でカードを探すことが多い。もし、ブランドデビットがリリースされておらずJデビットしかないのであれば、ネット銀行を検討しよう。

  • 都市銀行:ポイント還元率0.2%~0.5%
  • 地方銀行:ポイント還元率0.2%~1.0%
  • ネット銀行:0.2%~10.0%

クレジットカードの平均とされる0.5%をクリアしているデビットカードはネット銀行に多く、「楽天JCBデビットカード」や「ファミマTデビット」など年会費無料でポイント還元率が1.0%を超えるタイプをたくさん見つけることができる。

都市銀行は「りそな銀行」が最もポイント還元率が高くて0.5%前後だが、残り3社についてはそれほど魅力的ではない。

地方銀行はそもそもブランドデビットをリリースしていないところも多いので、その場合はネット銀行を検討しよう。

2. デビットカードの5つの疑問

デビットカードは一体どんなカードなのか?

ネットで良く検索されるキーワードは

  • 年会費は掛かるのか?
  • 支払方法と限度額は?
  • 審査と申込資格は?
  • ポイントプログラムは?
  • 海外で使えるのか?

の5つがある。

2-1. 年会費無料がオススメ

都市銀行と地方銀行のデビットカードは初年度だけ年会費無料、2年目からは約1,000円ほどの年会費を設定しているところが多い。

一方、ネット銀行は年会費無料が多いため、コストの観点からもネット銀行のデビットカードを選びやすい現状がある。

2-2. 支払方法も限度額も存在しない

デビットカードは分割払いやリボ払いなどの支払方法が存在しない。どこでいくら使おうと、その瞬間に銀行口座から引き落とされるシステムだ。

どんな使い方をしてもカードを利用した瞬間に銀行口座から代金が引き落とされるため、限度額という仕組み自体がない。

「イオンVISAデビット」は10万円まで建て替えをしてくれる機能が備わっているなど、一部のデビットカードだけは特殊な機能が備わっているタイプもある。

2-3. 申込資格をクリアすれば発行可能

デビットカードは限度額が存在しないため、年収や信用情報などを審査されることはない。

申込資格についても重要な項目は年齢制限だけであり、「15歳以上から申込可能」や「16歳以上から申込可能」など、クレジットカードよりも年齢制限が低くなっているのが特徴だ。また、15歳以上から申込可能となっているデビットカードは、その殆どが「中学生は対象外」となっている。

上記で紹介した「イオンVISAデビット」のように一部のカードについては審査があるが、ゴールドカードやプラチナカードであっても原則としては年齢制限をクリアできれば発行可能だ。

2-4. デビットカードのお得さは3つの項目を見よう

お得なデビットカードは基本的にポイント還元率に収束される。しかし、海外用としてデビットカードを作る場合などは保険を重視する方が良いだろう。

  • ポイント
  • 付帯保険
  • 特典

ゴールドカードになると付帯保険の補償額が5000万円や1億円といった内容のカードもあり、これはクレジットカードのゴールドやプラチナと同じ水準だ。

特典については割引などに注目しておきたいが、現状は特典が充実しているデビットカードは少ない。「イオンJCBデビット」なら、クレジットカードの「イオンカード」と全く同じ特典が備わっているなど、かなり珍しい仕様になっているのでチェックしてみてはいかがだろうか。

2-5. 海外でも利用可能

デビットカードは3種類あることを紹介したが、J-debitだけは海外で使えない。VISAとJCBは国際ブランドなので、これらのデビットカードを作れば海外でも利用可能である。

3. デビットカードのメリットとデメリット

デビットカードの仕組みが分かったところで、次に気になるのはデビットカードのメリットやデメリットではないだろうか。

3-1. デビットカードの主な5つのメリット

デビットカード初心者が覚えておきたいメリットは主に

  • 審査がない:一部の特殊なデビットカードだけに審査がある
  • 年齢制限が低い:クレカの年齢下限は18歳、デビカは15歳
  • 返済に追われることがない:返済というシステムがなく、現金と同様に瞬時払い
  • ポイントを貯められる:ファミマTデビット叱り、クレカの平均0.5%を超える高還元率のカードもある
  • ATM手数料を節約できる:現金を降ろす機会が減る

の5つがある。

基本的にデビットカードはクレジットカードを作れない人や持ちたくない人に向いており、誰でも気軽にキャッシュレス生活を始められるのが最大のメリットだ。

ちなみにデビットカードへ申し込む時は身分証明書だけを提出すればよく、所得証明書は必要ない。

3-2. デビットカードの主な5つのデメリット

一方、デビットカードのデメリットは主に

  • 引き落とし口座を指定できない:申込先の銀行が自動的に引き落とし口座になる
  • 後払いができない:一部のカードだけは立て替えがある
  • カードを使えない時間帯がある:カードによるが、みずほ銀行JCBデビットカードは土曜日の夜22時以降は利用不可など
  • 通販サイトによっては登録ができない:amazonなど大手通販サイトはほぼ登録可能。DMMなど一部の通販サイトはクレジットカードだけしか登録できないところもある。アダルトサイトや海外サイトという区別はなく、あくまでもその通販サイトの運営方針による
  • カードによってはポイント還元率が極度に低い:最低還元率はみずほJCBデビットなどの0.2%、最高還元率はタカシマヤプラチナデビットカードの10.0%

の5つがある。

この5つのデメリットは「クレジットカードを作りたい・持ちたい」と考えている人にとっては大きなデメリットになり得るが、「クレジットカードを作れない・持ちたくない」と考えている人にとってはさほどデメリットにならないだろう。

しかし、1番目の「引き落とし口座を指定できない」は人によってかなり残念な点となる。

3-2-1. 他銀行の口座を指定できない理由

そもそも、デビットカードは後払いがないことからも他銀行の口座を引き落とし口座に指定できると、カードを発行している銀行にとっては何も旨みがない。そのため、現状はカードを発行している銀行は自社の口座しか引き落とし口座を指定できないようにしている。

この構図はキャッシュカード一体型のクレジットカードと全く同じだ。どんなデビットカードを作る場合も、最初に申込先の銀行に口座を開設する流れとなる。

3-2-2. 資金の移動が最大の悩み

銀行口座は管理費用や年会費が掛かるわけではないため、いくつ口座を作っても目立つようなデメリットはない。

しかし、デビットカード目的で新たに口座を開設する場合、最大の悩みは資金移動となる。

携帯電話の支払いなどをすでに口座からの引き落としに設定している人は多いだろう。こうした状態だと、新しく開設した口座を給料の振込先にするのが難しくなる。

ATM手数料引用元:みずほ銀行

上記はみずほ銀行の振込手数料だが、ATMやインターネットバンキングから他銀行へ振込をする場合、108円か216円の手数料がかかる。

さて、この悩みを解決するためには

  • 利用中の銀行でデビットカードを作る
  • 振込手数料無料を利用する

の2つがある。

みずほ銀行の場合だと、カードローンや投資信託などサービスの利用状況に応じて他銀行への振込手数料が月4回まで無料になる。

まとめ

今回はデビットカードの基本がテーマなので、かなりボリュームが厚くなった。長い文章で読み疲れた方も多いだろうが、少しでも役に立てれば幸いだ。

最後にデビットカードの要点を整理しておこう。

デビットカードは無審査なので気軽にキャッシュレス生活を始められるが、引き落とし口座を選択できないことから好きなデビットカードを作りづらいケースがある。

優秀なデビットカードがリリースされている銀行をメインバンクにしているなら迷わずにデビットカードを作れるが、逆の場合は他銀行への振込手数料がネックとなる。

その場合、最終的に辿り着くのはデビットカードで貯めたポイントと他銀行への振込手数料を相殺できるかどうかだ。振込手数料よりもポイントが上回るためには、デビットカードの利用頻度が高くなければならない。

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