ワールドプレゼントは、1ポイントの価値が統一されていない。1ポイントが何円なのかを知りたい時は、「ポイントの交換先の価値」と「交換に必要なポイント数」から、1ポイントがいくらになるのかを計算する必要がある。
目次
1. ワールドプレゼントの基本情報
ワールドプレゼントは、三井住友VISAカードのポイントプログラム。
三井住友VISAカードは多くのクレジットカードを発行しているが、「デビュープラスカード」や「クラシックカード」など、殆どのカードはワールドプレゼントが搭載されている。
1-1. ポイント付与
ワールドプレゼントは、1,000円ごとに1ポイントが付与される。
デビュープラスカードのようにポイント2倍などの特典がある場合も、1,000円で2ポイント付与など、1,000円単位でポイント付与が決まる。
- 1回払い
- 2回払い
- 分割払い
- リボ払い
- ボーナス一括払い
また、ポイント付与はキャッシングを除いて、ショッピングの支払方法に関わらず付与される。
1-2. ポイント有効期限
ワールドプレゼントのポイント有効期限は、カードランクによって異なる。
- プラチナ:獲得月から4年間
- ゴールド:獲得月から3年間
- 一般カード:獲得月から2年間
プラチナやゴールドはポイントの有効期限が長い。
1-3. ポイントの使い道
ワールドプレゼントは、景品交換からポイント移行まで、豊富な使い道がある。
- 景品交換
- マイレージ移行
- キャッシュバック
- iDバリュー
- ポイント移行
- オンラインギフトカード
- ふるさと納税
「ポイントをどれに使うのがお得なのか?」にこだわる場合、それぞれの交換先ごとにポイント還元率を計算しなければならない。
1-4. ポイント還元率
ワールドプレゼントのポイント還元率を計算するためには、1ポイントの価値を知る必要がある。
1ポイントの価値については後に紹介するが、いろんな交換先で計算すると1ポイントの価値は約5円となる。
「1,000円で1PT付与」→「1,000円で約5円還元」→「100円で約0.5円還元」
ワールドプレゼントのポイント還元率は約0.5%だ。
1-5. 1ポイントの価値
ワールドプレゼントは1ポイントの価値が統一されておらず、ポイントの消費先によってレートが異なる。
「PTの消費先の価値」÷「交換に必要なPT数」=「1PTの価値」
PTの消費先の価値は、「2,000円のギフトカード」なら2,000円、「ポイント移行は移行先の1ポイントの価値が1円」なら1円。
三井住友VISAカードオフィシャルにある景品カタログから商品を選ぶ場合、各商品の市場価格が記載されていないため、通販サイトなどを使って調べる必要がある。
2. ワールドプレゼントは1ポイント何円?
「ワールドプレゼントは1ポイント何円なのか?」は、交換先によってはレートが決まっているので簡単に分かるが、それ以外は計算しなければならない。
- 景品交換:計算が必要
- マイレージ移行:計算が必要
- キャッシュバック:1PT=3円
- iDバリュー:1PT=5円
- ポイント移行:計算が必要
- オンラインギフトカード:1PT=5円
- ふるさと納税:計算が必要
キャッシュバックにポイントを使う場合のポイント還元率は0.3%、iDバリューにポイントを使う場合のポイント還元率は0.5%、同一のカードでもポイントの使い道によって0.2%の差が生じる。
それでは、計算が必要なポイントの交換先で実際に計算してみよう。
2-1. 景品交換
景品交換でワールドプレゼントの1ポイントの価値を計算するためには、まず「ワールドプレゼント景品カタログ」を使って商品を選ぶ必要がある。
最も簡単なのは「VJAギフトカード」、この商品はカード会員別でポイント数が異なる。
【一般会員】
「5,000円ギフトカード」÷「1,100PT」=「1PTが4.54円」
(ワールドプレゼントは1,000円毎に1PT付与、この場合は1PTが4.54円、1,000円毎に4.54円が還元されるため、100円単位に揃えてポイント還元率は0.454%)
【ゴールド以上会員】
「5000円ギフトカード」÷「1,000PT」=「1PTが5.0円」
(ポイント還元率は0.5%)
価格が不明な商品の例として、「バカラドンペリニョンシャンパンフルート2客セット」を計算してみよう。
この商品はバカラオフィシャル通販サイトで「45,360円」だ。
「45,360円」÷「8,400PT」=「1PTが5.4円」
(ポイント還元率は0.54%)
この場合、VJAギフトカードにポイントを使うよりも1ポイントの価値が高いため、多少はお得にワールドプレゼントを使えるというわけだ。
2-2. マイレージ移行
マイレージ移行は、以下の3種がある。
- ANAマイレージ:1PT=3~15マイル
- ミッレミリア:1PT=3マイル
- クリスフライヤー:1PT=3マイル
ミッレミリアとクリスフライヤーについては、それぞれのマイルを使う国の為替レートから、それを日本円に換算した時に1マイルが何円になるのかを計算しなければならない。
日本で言うポイント還元率はあくまでも日本円をベースに100円に対して何円が還元されるのかを示す指標なので、どの国の通貨を軸にするのかによって数字が変わる。
ANAマイルは1マイルを1円で使うことができるため、3社とも1マイルの価値を1円として捉えておいてOKだろう。
また、ANAマイルへの移行が3~15マイルなのは、対象カードによってマイルコースの内容が異なるからだ。
- ANA VISAカード
- ANAマスターカード
- ANA銀聯カード
上記の3種以外の会員は、ワールドプレゼントを「1PT=3ANAマイル」での交換となる。
2-3. ポイント移行
ワールドプレゼントのポイント移行レートは、「ポイント交換・移行が可能なサービス一覧」で確認できる。
- 三井住友プリペイド:0.5%
- 楽天スーパーポイント:0.5%
- Tポイント:0.4%
- ヨドバシゴールドポイント:0.5%
- ビックポイント:0.5%
- PeXポイント:0.5%
- au WALLETポイント:0.5%
- nanacoポイント:0.4%
- Gポイント:0.5%
- Pontaポイント:0.4%
- 楽天Edy:0.4%
- WAONポイント:0.5%と0.4%
- ジョーシンポイント:0.5%
- ベルメゾンポイント:0.5%
- ショップdeポイント:0.5%
- タリーズカード:0.4%
- カテエネポイント:0.5%
- プレミアムポイント:0.4%
- 自治体ポイント:0.5%
- カエトクカード:0.4%
- JAF次年度年会費:1.0%と0.5%
- PointExchange:0.5%
それぞれの移行先ごとに「1PT→○○PT ○○円」と記載されているが、円表記はそのままの数字がワールドプレゼントの1ポイントの価値になる。
PT表記の場合は移行先の1PTの価値を計算する必要があるが、殆どのポイントは1PTが1円だし、各ポイントの1ポイントの価値を調べるのは難しくない。
一番ややこしいのがJAF次年度年会費をワールドプレゼント「400PT or 800PT」で充当できるというものだが、これも計算方法は同じだ。
JAFの年会費は4,000円で、三井住友VISAカードが発行するJAFカードを持っている人は400PT、それ以外の人は800PTで4,000円に充当できる。
「4,000円」÷「400PT」=「1PTが10.0円」
(ポイント還元率1.0%)
「4,000円」÷「800PT」=「1PTが5.0円」
(ポイント還元率0.5%)
ワールドプレゼントのポイント移行の中で最も還元率が高いので、JAF会員の方はお持ちのワールドプレゼントを年会費に充当してみてはいかがだろうか。
2-4. ふるさと納税
ふるさと納税は、以下の3種がある。
- 長崎県平戸市:1万円=2,100PT、2万円4,100PT
- 島根県浜田市:1万円=2,100PT、2万円4,100PT
- 宮崎県綾町:1万円=2,100PT
こちらは寄付額と必要ポイント数が決まっているため、何も調べる必要なくそのまま計算すればOKだ。
「10,000円」÷「2,100PT」=「4.76円」
(ポイント還元率0.476%)
「20,000円」÷「4,100PT」=「4.87円」
(ポイント還元率0.487%)
僅かの差で、2万円寄付のほうがお得だ。
3. まとめ
ワールドプレゼントは1ポイントの価値が統一されていないため、三井住友VISAカードを愛用していく中で「ポイントがお得かどうか分からない・・・」と感じる方もいると思う。
今回紹介したように使い道によって1.0%ほどの誤差が出ることもあるため、ポイントを使う時に還元率を計算しておくのがベストだろう。
- ココイコ:最大18倍
- ポイントUPモール:最大20倍
- リボ払い:2倍
また、根本的にワールドプレゼントの獲得方法を「1,000円毎に1PT以上」にする工夫も大切で、これによってポイント還元率0.5%以上は簡単にクリアできる。
学生や新社会人の方なら、常にポイントが2倍になるデビュープラスカードを作ると、お得にワールドプレゼントを貯められるのでオススメだ。
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