2020年の半ば、山梨中央銀行からMy Debit(山梨中銀Visaデビット)がリリースされた。ついにブランドデビットを使えるようになったため、山梨中央銀行を利用している方にとってはうれしい情報だ。
1. My Debitのスペック
My Debit |
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Visa |
15歳以上 (中学生可能) |
初年度年会費無料 (2年目は1,100円) |
ポイント還元率0.2% |
山梨中央銀行 |
今回、山梨中央銀行からリリースされたブランドデビットは、My Debit(山梨中銀Visaデビット)という名称。
スペックで注目となるのは還元率だが、こちらはキャッシュバック搭載の0.2%で固定だ。
他の地方銀行デビットと比較すると、Visaデビットの中では相場どおりな還元率。
しかし、ネット銀行と比較すると、やはり還元率が低く感じる。
1-1. 基本情報
内容 | |
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商品名 | My Debit(山梨中銀Visaデビット) |
国際ブランド | Visa |
申込年齢 | 中学生を除く15歳以上 |
ポイントプログラム | キャッシュバック |
ポイント還元率 | 0.2% |
年会費 | 初年度無料、2年目は税込1,100円 |
年会費無料の条件 | ①年間10万円以上の利用②23歳以下 |
カード再発行手数料 | 税込1,100円 |
有効期限 | 発行から5年間 |
ショッピング利用可能額 | 0~200万円(1回、1日、1ヶ月) |
海外ATM現地通貨引き出し | 0~50万円(1回、1日、1ヶ月) |
海外ATM手数料 | 税込220円 |
海外利用の為替レート | Visaが定める為替れ0とに3.0%を上乗せしたレートで円換算 |
偽造盗難保険 | 偽造や盗難で不正利用された場合、年間100万円まで補償 |
My Debitの内容は上記のとおり。
旅行保険とショッピング保険に関してはオフィシャルに記載がないため、おそらく付帯されていない。
以下がオフィシャルサイトなので、合わせて参考にしよう。
参照:山梨中央銀行 My Debit 山梨中銀Visaデビット Web入会申込み
2. メリットとデメリット
My Debitの申し込みにあたり、メリットとデメリットも気になるところ。
どのようなメリットやデメリットがあるのか見ていこう。
2-1. メリット
今まで、山梨中央銀行にはブランドデビットがなかったので、My Debitを作ることでキャッシュレス生活を送れるようになることが一番のメリット。
街中でもネットでもVisa加盟店はほぼ確実に見つかるため、「使えない・・・」というケースはまずない。
単に買い物が楽になるだけではなく利用額の0.2%がキャッシュバックされるので、My Debitを作るなら積極的に活用していこう。
2-2. デメリット
ブランドデビットを作るために銀行は問わないというスタンスなら、My Debitのスペックは弱く感じると思う。
保険が充実しているわけでもなければ還元率が高いわけでもないので、損得で判断するならネット銀行の還元率1.0%前後のカードを作るほうが魅力的だろう。
現状、ブランドデビットはネット銀行でハイスペックカードがたくさん見つかり、地方銀行は全体的にスペックが乏しい。
その状況を踏まえると、My Debitだけが特別に魅力が薄いというわけではなく、地方銀行のブランドデビットとしては標準なスペック。
おそらく、ハイスペックにするほどコストがかかってくるため、各銀行の財務状況等から地方銀行で万人を満足させるカードを作るのは難しいのだろうと思わされるほど、本当に地方銀行とネット銀行のスペックの差は激しい。
3. My Debitは作るべき?
今までずっと山梨中央銀行をメインバンクとして利用しているなら、My Debitは作るべきだ。
条件をクリアすれば年会費無料で使えるし、還元率はさておき単純にキャッシュレス生活は便利。
デビットカードのスペックにこわだりたいなら、サブバンクとして楽天銀行や住信SBIネット銀行など、魅力的なカードを作れる銀行で口座開設すれば簡単に希望は叶う。
今まで山梨中央銀行でブランドデビットがなかったことから現金主義の生活を送っていたなら、My Debitを作って快適なショッピングを体験してみてはいかがだろうか。
4. まとめ
都市銀行やネット銀行は住まいの地域を問われることなく、どこに住んでいても口座開設できる。
そのため、スペックにこだわる場合でも、まずはメインバンクである山梨中央銀行でMy Debitを作るという選択からスタートしてもいいと思う。
デビットカードは無審査で作れるというクレジットカードにはない利点があるので、気になるデビットカードを片っ端から作っていくことも可能だ。
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